AMCが大幅反落 流動性確保できなければ、破産法申請の可能性を警告=米国株個別
映画館の運営を手掛けるAMCエンターテインメントが大幅反落。同社株はここ数日、映画館再開への期待などで、急速に買いが強まっていた。きょうは、同社が投資家に対して、追加流動性が確保できなければ、米連邦破産法11条の適用を申請する可能性があることを警告していたことが明らかとなり嫌気されている。同社は1500万株の新株発行増資を発表し、米証券取引委員会(SEC)への提出文書にその警告文を記載した。
同社は世界中に約1000ヵ所の劇場と1万1000ヵ所を超える映画館を保有しているが、パンデミック前に劇場への豪華な座席設置や、カーマイクやオデオンといった競合他社の買収も行い、47.5億ドル超の負債を抱え、財務的には脆弱な状況となっている。
(NY時間10:31)
AMC 3.10(-0.44 -12.43%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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