反発、米国の過剰在庫の取り崩しが始まる=NY原油概況
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=42.67(+1.06 +2.55%)
ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.06~1.08ドル高。その他の限月は0.45~1.05ドル高。
米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油や石油製品の在庫の取り崩しが始まりつつあることが相場を押し上げた。新型コロナウイルスの流行によって積み上がった過剰在庫が減少に向かう兆候がある。戦略石油備蓄(SPR)を除く原油と石油製品在庫の合計は6月以来の低水準となった。原油在庫は4月以来の水準まで取り崩されている。石油製品需要や製油所稼働率がコロナショック後の最高水準を塗り替えたほか、原油生産量が減少したことが在庫の引き締まりに寄与した。
時間外取引から9月限は堅調に推移。通常取引開始後は一時的に上値が重くなったが、引けにかけては42.90ドルまで上げ幅を拡大した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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