アジア株 上海株は続伸 景気回復期待の買い続く、財新PMIは2011年1月以来の高水準
アジア株 上海株は続伸 景気回復期待の買い続く、財新PMIは2011年1月以来の高水準
東京時間11:16現在
香港ハンセン指数 24349.84(-245.51 -1.00%)
中国上海総合指数 3334.42(+24.42 +0.74%)
台湾加権指数 12615.48(-49.32 -0.39%)
韓国総合株価指数 2246.81(-2.56 -0.11%)
豪ASX200指数 5926.70(-1.08 -0.02%)
アジア株は上海を除いて下落、新型コロナウイルス感染拡大への懸念が高まっているもよう。
新型コロナ感染者数は世界で1800万人を突破した、死者数は68万人に上っている。
世界で感染拡大に歯止めがかかっておらず、英国ではジョンソン首相がロンドン首都圏の封鎖を検討しているとの報道が伝わってる。インドの感染者数は累計175万人と米国・ブラジルに次ぐ世界3位に。感染者が急増する中、インド政府は8月から経済活動の制限を一段と緩和すると発表した。夜間外出禁止措置を撤廃し、スポーツジムなどの営業を再開するとした。
豪ビクトリア州当局は同州での感染拡大を受け、6週間のロックダウン継続を決定した。20時から翌5時までの夜間外出禁止措置を継続するほか、食料品の購入は自宅半径3マイル以内の店舗でのみの購入に制限。運動は同じ地域内で1日1時間だけ、同伴者は1人までとした。感染拡大に伴うロックダウン継続を受け豪州の景気先行きに対する懸念は高まっている。
上海株は続伸。先週末に発表された中国7月の製造業PMIが4カ月ぶり高水準となったことを受け、中国景気が順調に回復しているとの安心感が広がっているもよう。先ほど発表された中国7月の財新製造業PMIも前月から上昇し、2011年1月以来の高水準となった。
ただ、一方で米中対立激化は懸念されている。ポンペオ米国務長官は、トランプ米政権は中国動画投稿アプリTikTok(ティックトック)以外にも中国製ソフトウェアに対する措置を近く発表すると述べた。ポンペオ米国務長官は、TikTokのほか、微信(ウィーチャット)を名指しし、これらソフトは国家安全保障上のリスクをもたらすと判断したとしている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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