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ドル売りの動きから、週末は円買いに

見通し 

ドル売りの動きから、週末は円買いに

ユーロドルは高値を超えて1.16台まで上昇
目立った押し目なく、ユーロ高基調続く

【水曜日の市場】ユーロドル一時1.16台

 東京市場は四連休前の仲値がらみの実需買いもあって106.89円まで上昇も、その後はもみ合いに。
ユーロドルは前日に1.15台に乗せて始まった後も堅調な動き。
 その後、中国が在武漢米大使館の閉鎖命令を検討と報じられ、米中関係悪化懸念が広がる中でリスク警戒のドル買いに。
ドル円は107円台を一時回復。ユーロドルも1.15台前半に。
 しかし、ドル買いは続かず、NY市場で一転してドル売りに。ユーロドルは一時2018年10月以来の1.16台を付けた。
大台を維持出来ず、すぐに1.15台後半に戻してもみあい。

【木曜日の市場】NY市場で1.16台にしっかり乗せる。

 ユーロは堅調地合いを維持。ロンドン市場では1.16台に乗せきれなかったものの
NY市場で1.16台にしっかり乗せて1.1625近辺まで。
ドル円は107円台に乗せた後、106円台に下落。ドル安の流れに沿った格好。

【金曜日の市場】円買い強まる

 NY市場で円買いが強まりドル円は105円70銭前後まで。
米中関係への警戒感が広がる展開。
ドル売りの動きも見られ、ユーロドルは1.1650超えまで。

【本日の見通し】米中関係への警戒感

 米中関係への警戒感が継続。先週末は円買いの動きが一気に広がった。
レンジを下に割り込んできており、リスク警戒感が広がっている。
ここからさらに円買いが強まる105円を割り込むような動きを見せると
一気に流れが変わる可能性も。
 リスク警戒の動きがドル買い円買いにつながる展開が続いており
ドル円は動きにくい流れとなっているが、
米中関係への警戒感はドル安円高につながる可能性もあるだけに要注意。
106円台前半が重くなるようだと、下値リスクが高まる展開に。

【本日の戦略】戻り売り

 105円70銭前後を付けた後、いったんは106円台を回復しているが
意識的にはまだ下方向で、心理的節目105円を意識。
 基本は戻り売りで106円台前半での売りが中心か。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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《7/22 水曜日》
   ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  106.80  1.1527  123.12
高値  107.29  1.1601  124.29
安値  106.71  1.1507  123.06
終値  107.15  1.1570  123.99
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《7/22 水曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  22751.61 -132.61
DOW   27005.84 +165.44
S&P    3276.02 +18.72
Nasdaq  10706.13 +25.77
FTSE   6207.10 -62.63
DAX   13104.25 -67.58
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《7/22 水曜日の商品市場》
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=41.90(-0.02 -0.05%)
NY金先物8 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1865.10(+21.20 +1.15%)
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《7/22 水曜日に発表された主な経済指標》

【南アフリカ】
小売売上高(5月)20:00
結果 -12.0%
予想 -15.6% 前回 2.7%(前年比)

【米国】
MBA住宅ローン申請指数(07/11 – 07/17)20:00
結果 4.1%
予想 N/A 前回 5.1%(前週比)

中古住宅販売件数(6月)23:00
結果 472万件
予想 475万件 前回 391万件

米週間石油在庫統計(バレル・前週比)23:30
原油 +489.2万(5億3658万)
ガソリン -180.2万(2億4673万)
留出油  +107.4万(1億7788万)
(クッシング地区)
原油 +137.5万(5011万)
*()は在庫総量

【カナダ】
消費者物価指数(6月)21:30
結果 0.8%
予想 0.4% 前回 0.3%(前月比)
結果 0.7%
予想 0.2% 前回 -0.4%(前年比)
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《7/22 水曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【米国】
*トランプ大統領
サンベルト地域で新型コロナウイルスの感染拡大が見られる、積極的に対応していく。
治験などのための資金をすぐに提示する。
大量のワクチン候補を大量に生産するための準備を行っている。
完全な根絶は本当にあり得ない
若者にはバーや混雑した場所を避けるように依頼する
周りとの距離がない時にはマスクを着用するように勧める

*民主党ペロシ下院議長
1兆ドルの新型コロナウイルス支援、不十分である。

*ポンペオ米国務長官
英国と対中協調行動の強化を計画している。英国の対応を高く評評価。

*米政府、在ヒューストン中国総領事館の閉鎖、知的財産権に関する問題で。

*ポンペオ米国務長官
中国共産党は世界の自由を脅かしている。

【中国】
*新華社
習近平国家主席は、中国市場を強化し外国人投資家への開放を続けることを約束した。
習氏は一段と積極的な財政政策を行い、より柔軟な金融政策を講じる方針を示した。

*環球時報編集長 米国が在ヒューストン中国総領事館閉鎖を要請。

*中国外務省
在ヒューストン中国総領事館を閉鎖する、米国の要請に応じ。
総領事館の閉鎖は米国による一方的な挑発。
米国に総領事館巡る決定の即時撤回を求める。

*中国外務省
東シナ海のパトロールに関する日本の抗議に反論。
日本は東シナ海で事態エスカレートさせるべきではない。

【日本】
*7月の月例経済報告
景気判断は「持ち直しの動き」、2カ月連続の上方修正。
個人消費、輸出、輸入、生産、業況判断、公共投資など6項目を上方修正。
国内景気の先行き、「持ち直しの動きが続くことが期待される」
感染症が内外経済に与える影響に十分注意する必要がある。
7月豪雨の経済に与える影響や金融資本市場の変動に十分留意する必要がある。

【豪州】
*豪州政府筋
最近のビクトリア州の対ウイルス行動制限が第3四半期GDP成長を0.75%押し下げへ。

【英国】
*英テレグラフ
英国とEUは離脱後の通商協定について合意に至らない可能性がある。
英国はEUからの離脱移行期間が終了する12月31日をもって、欧州大陸との貿易が世界貿易機関(WTO)のルールに移行することを前提に作業を進めている。
企業には通商協定で合意できない場合への準備を開始するよう要請。
EUが秋に譲歩すれば、基本合意が成立する可能性も依然ある。
(匿名の情報源を引用、英テレグラフ)

【ユーロ圏】
*ラガルドECB総裁
EU復興基金の合意は重要だ、結束を示した。
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《7/23 木曜日》
   ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  107.15  1.1570  123.99
高値  107.23  1.1627  124.24
安値  106.71  1.1541  123.71
終値  106.86  1.1596  123.93
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《7/23 木曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経   休み
DOW   26652.33 -353.51
S&P    3235.66 -40.36
Nasdaq  10461.42 -244.71
FTSE   6211.44 +4.34
DAX   13103.39 -0.86
–+—+—+—+—+—+—+–+–
《7/23 木曜日の商品市場》
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=41.07(-0.83 -1.98%)
NY金先物8 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1890.00(+24.90 +1.34%)
-+—+—+—+—+—+—+—+—+-
《7/23 木曜日に発表された主な経済指標》

【韓国】
実質GDP(速報値)(前期比)(2020年第2四半期)08:00
結果 -3.3%
予想 -2.4% 前回 -1.3%(実質GDP(速報値)(前期比))

実質GDP(速報値)(前年比)(2020年第2四半期)08:00
結果 -2.9%
予想 -2.0% 前回 1.4%(実質GDP(速報値)(前年比))

【シンガポール】
消費者物価指数(6月)14:00
結果 0.0%
予想 0.0% 前回 0.5%(前月比)
結果 -0.5%
予想 -0.5% 前回 -0.8%(前年比)

【ユーロ圏】
GfK消費者信頼感調査(8月)15:00
結果 -0.3
予想 -4.5 前回 -9.4(-9.6から修正)(Gfk消費者信頼感)

消費者信頼感指数(速報値)(7月)23:00
結果 -15.0
予想 -12.0 前回 -14.7

【トルコ】
中銀政策金利(7月)20:00
結果 8.25%
予想 8.25% 前回 8.25%(トルコ中銀政策金利)

【米国】
新規失業保険申請件数(07/12 – 07/18)21:30
結果 141.6万件
予想 130.0万件 前回 130.7万件(130.0万件から修正)(前週比)

景気先行指数(6月)23:00
結果 2.0%
予想 2.1% 前回 3.2%(2.8%から修正)(前月比)

【南アフリカ】
南ア中銀政策金利(7月)22:08
結果 3.50%
予想 3.50% 前回 3.75%(南ア中銀政策金利)

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《7/23 木曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【中国】
*環球時報編集長 
中国政府、在香港米総領事館に人員の大幅削減命令も。
米国がテキサス州ヒューストンの中国総領事館に閉鎖を命じたことに対する中国政府の報復は、武漢の米総領事館閉鎖などよりも大きな苦痛を負わせる措置になる公算が大きい。
在香港総領事館の館員を100-200人まで削減することは中国がとり得る数ある選択肢の一つ。
米国は在香港総領事館で1000人を超えるスタッフを抱えている。
それほど多くのスタッフが何をしているのか。明らかなスパイ拠点だ。

*中国外務省
英国が香港問題で内政干渉していると非難。
香港の居住者が所有する「英国海外市民」を対象とした旅券の無効化を検討する。

【英国】
*フロスト英交渉担当
多くの困難な領域で隔たりは大きい、特に漁業権が問題。
EUとの通商合意は、私の見立てでは9月となりそうだ。

【ユーロ圏】
*バルニエEU首席交渉官
公平な競争の場について、英国との進展は見られず。
漁業権についての英国との進展はない。
英国との交渉は依然として隔たっている。
今週の英国との協議は建設的だった。

【米国】
*ムニューシン米財務長官
米国は安定したドル相場を望む。
世界の準備通貨としてのドルを守ってゆく。
上院共和党の景気対策法基本案、給与税減税含まず。

*クドロー米NEC委員長
引き続き米国経済は自律的な回復をするものと考えている。
失業の減少傾向がもたつくとはみていない。

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《7/24 金曜日》
   ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  106.86  1.1596  123.93
高値  106.90  1.1658  123.97
安値  105.68  1.1581  122.84
終値  106.14  1.1656  123.70
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《7/24 金曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経   休み
DOW   26469.89 -182.44
S&P    3215.63 -20.03
Nasdaq  10363.18 -98.24
FTSE   6123.82 -87.62
DAX   12838.06 -265.33
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《7/24 金曜日の商品市場》
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=41.29(+0.22 +0.54%)
NY金先物12月限(COMEX)(終値)
1オンス=1925.20(+7.80 +0.41%)
-+—+—+—+—+—+—+—+—+-
《7/24 金曜日に発表された主な経済指標》
【NZ】
貿易収支(6月)07:45
結果 4.26億NZドル
予想 4.50億NZドル 前回 12.86億NZドル(12.53億NZドルから修正)(貿易収支)

【英国】
GfK消費者信頼感調査(速報値)(7月)08:01
結果 -27.0
予想 -24.0 前回 -27.0(GfK消費者信頼感調査)

小売売上高(6月)15:00
結果 13.9%
予想 8.3% 前回 12.3%(12.0%から修正)(前月比)
結果 -1.6%
予想 -5.9% 前回 -12.9%(-13.1%から修正)(前年比)

製造業PMI(速報・購買担当者景気指数)(7月)17:30
結果 53.6
予想 52.0 前回 50.1(CIPS製造業PMI(購買担当者指数))

非製造業PMI(速報・購買担当者景気指数)(7月)17:30
結果 56.6
予想 51.5 前回 47.1(CIPS非製造業PMI(購買担当者指数))

【シンガポール】
鉱工業生産指数(6月)14:00
結果 0.2%
予想 5.5% 前回 -15.8%(-16.5%から修正)(前月比)
結果 -6.7%
予想 -2.6% 前回 -8.1%(-7.4%から修正)(前年比)

【ユーロ圏】
ドイツ製造業PMI(購買担当者景気指数)(速報値)(7月)16:30
結果 50.0
予想 48.0 前回 45.2(製造業PMI(購買担当者指数))

ドイツ非製造業PMI(購買担当者景気指数)(速報値)(7月)16:30
結果 56.7
予想 50.5 前回 47.3(非製造業PMI(購買担当者指数))

ユーロ圏製造業PMI(購買担当者景気指数)(速報値)(7月)17:00
結果 51.1
予想 50.1 前回 47.4(ユーロ圏製造業PMI(購買担当者指数))

ユーロ圏非製造業PMI(購買担当者景気指数)(速報値)(7月)17:00
結果 55.1
予想 51.0 前回 48.3(ユーロ圏非製造業PMI(購買担当者指数))

【米国】
新築住宅販売件数(6月)23:00
結果 77.6万件
予想 70.0万件 前回 68.2万件(67.6万件から修正)
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《7/24 金曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》
【中国】
*中国
米国に四川省成都の総領事館閉鎖を求める。

【ユーロ圏】
*ルメール仏経済相
米国が話し合いを拒めば、EUは関税措置を発動すべきだろう。

【英国】
*ジョンソン英首相
新型コロナウイルス拡大がぶり返すリスクあること明白。
我々はよく頑張っているが、ウイルスは依然として存在。
マスク着用が英国民の常識となるのかどうかに依存。
すべての英国民がインフルエンザ予防接種すること望む。

【その他】
*ロシア中銀
政策金利を4.25%に引き下げ(従来4.50%、事前予想4.00%引き下げ優勢)
ロシア中銀、今後の会合の一つで利下げの可能性。
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《本日予定されている主な経済指標》

【日本】
景気先行指数・確報値(5月)14:00
予想 N/A 前回 79.3

景気一致指数・確報値(5月)14:00
予想 N/A 前回 74.6

【ユーロ圏】
ドイツIfo景況感指数(7月)17:00
予想 89.3 前回 86.2

【香港】
貿易収支(6月)17:30
予想 -302億香港ドル 前回 -137億香港ドル

【米国】
耐久財受注・速報値(6月)21:30
予想 7.0% 前回 15.7%(前月比)
予想 3.5% 前回 3.7%(輸送除くコア・前月比)

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執筆者 山岡和雅

執筆者 : 山岡和雅|MINKABU PRESS 外国為替情報担当 編集長

1992年米チェースマンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)東京支店入行、ディーリングルームに配属され、外国為替ディーラーに。英ナショナルウェストミンスター銀行、RBS銀行などで10年以上外国為替ディーラーとして市場の最前線に。その後大手FX会社などで外国為替市場のアナリストとして個人向けの外国為替情報の配信業務に携わり、2016年3月から、みんかぶグループに参画。 (社)日本証券アナリスト協会検定会員

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