ドル円高値圏も狭いレンジでもみ合い=東京為替前場概況
東京外為市場中盤、ドル円は109円前半でもみ合い。今週の高値圏を維持しつつ、109.05~109.24円付近の狭いレンジ内で上下。
コロナショック後の景気回復を織り込みつつ、米雇用統計の発表を控えて模様眺めとなっている。ただ、米国を含めて各国の雇用が崩壊しているのは周知の事実で、米国の金融政策にほぼ織り込まれていることから、注目度は高くない。
欧州中央銀行(ECB)理事会の積極的な金融緩和が好感されており、ユーロ円は前日高値付近で高止まり。足元では123.54円付近までやや弱含んでいるが、コロナショックによる円高・ユーロ安をすでに帳消しにしており、2019年5月以来の高値圏に位置している。
豪ドル円は75円後半で上昇基調を維持。東京時間帯の動意は限定的だが、今年1月以来の高値圏にある。今週に入って円売りと豪ドル買いが勢いづき、豪ドル円の上げは加速している。
日経平均は小反落。前引けでは前営業日比78.97円安の2万2616.77円となった。
執筆者 : MINKABU PRESS
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