テスラが反落 北米と中国で一部値下げ 米中対立のリスクも指摘される=米国株個別
テスラが反落。北米で一部モデルを値下げするほか、中国へ輸出された「モデルS」と「モデルX」の価格を2万9000元引き下げると発表した。ただし、中国で生産された「モデル3」の価格は据え置くとしている。
そのほか一部からは、今年の株価がすでに2倍に上昇している中で、米中対立の激化がテスラ株を圧迫するリスクは留意されるとの声も聞かれる。中国での生産再開とアジア市場での長期的な可能性が今後の同社株の鍵となる中で、米中の緊張の高まりはカリフォルニア州フリーモント工場での生産の混乱よりもさらに大きなリスクをもたらすと指摘した。
昨年のテスラの売上高の中で、中国市場は19%を占めていたが、今年は約30%までの拡大が見込まれる。昨年後半から今年にかけて、同社株はポジティブな変化を示したが、それは、上海工場開設と相関関係があると分析している。
(NY時間10:05)
テスラ 805.33(-13.54 -1.65%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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