修正:続落、米石油需要は統計開始以来の最低水準を更新=NY原油概況
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=19.87(-0.24 -1.19%)
ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.36~0.24ドル安。その他の限月は2.30ドル安~0.23ル高。
新型肺炎による石油需要の落ち込みは厳しく、石油輸出国機構(OPEC)加盟国を中心とした産油国が過去最大の減産を行っても過剰在庫が増加し続ける見通しであることが重し。国際エネルギー機関(IEA)によると、世界の4月の石油需要は日量2900万バレル減となり、史上最悪の月となる可能性があるとした。
米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報では需要の急減を受けて、原油在庫が過去最大の増加幅となった。石油製品需要は日量1379万7000バレルまで減少し、統計開始以来の最低水準を更新。
時間外取引で5月限は19.20ドルまで下落し、2002年以来の安値を更新。通常取引開始後は20ドル割れで下値探りが続いたが、引けにかけては下げ幅をやや縮小した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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