今夜の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也
今夜の注目材料は
東京市場のドル/円は、ドル売りの流れが続き19日以来の安値となる108.20円台まで下落しました。年度末に絡む本邦勢のドル売り・円買いも観測されました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。
3/27(金)
16:45 仏3月消費者信頼感指数
21:00 メキシコ2月貿易収支
21:30 米2月個人消費支出(PCE)
21:30 米2月個人所得
21:30 米2月PCEデフレーター
23:00 米3月ミシガン大消費者信頼感指数・確報値
-----☆ムーディーズ南ア格付け見直し
※☆は特に注目の材料
今夜は、米連邦準備制度理事会(FRB)が注目する個人消費価格指数(PCEデフレーター)が発表されます。ただ、昨日の米新規失業保険申請件数の衝撃的な悪化にも大きな反応を示さなかった市場が2月のPCEデフレーターに反応するとは思えません。なお、本日は3月末スポット応答日にあたる事からロンドンフィキシング(25時)の前後などで大きなフローが出る可能性があるため要注意です。
執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。