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急激なドル買いにも注意が必要

達人の予想 

リスク資産が総崩れ状態・・・


■先週は、株式・債券・商品とすべてのリスク資産が総崩れする展開となりました。
特に原油先物市場に関しては18年ぶりの安値に沈むなど、マーケットは完全にパニック、そして換金売りに追われてしまいました。
「有事のドル買い」がすべてを象徴しています。

この影響で資源国・途上国通貨も軒並み暴落に見舞われました。ドル円も一時、111円台まで下落する場面もありました。

さて、今週は先週同様に株式・債券・原油の動向を横目に不安定な展開を予想します。
特に今回のコロナウィルスによる緊急対策が金融緩和だけでなく、大規模な財政出動が必要不可欠となり、各国その対応に追われています。

米国も大規模な緊急対応を発表しているものの、その実現性に懐疑的な見方をしているので、その点でもリスク資産は完全に売却する方向は先週同様に継続するのではないかとみています。

■勿論、日本においても緊急対策で給付金の話題が出ているものの、今年の一番のイベント「東京五輪」開催が延期に追い込まれる可能性も出てきているのでその点でも不安定要素は消えていないので、相場としては通常のセオリーが通用しないと思っています。

また、コロナウィルスの感染拡大も欧米で一気に拡散状況になっており、更に経済的にダメージが出ることは確実です。その意味でも今後の経済指標の数値には警戒したいところです。

■以下に示す経済指標には要警戒です。

・3月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)(24日)
・2月 耐久財受注(25日)
・新規失業保険申請件数(26日)
・2月 個人消費支出(PCEデフレーター)(27日)

特に新規失業保険申請件数に関しては要警戒です。

現在の市場は「換金売りVS大規模緩和策」という図式になっており、今後の不安定な状況は今しばらく継続しそうです。

■最後にドル円の戦略です。

これだけファンダメンタルが深刻になっているだけに、通常のテクニカルで判断しにくくなっています。
少なくてもVIX指数(恐怖指数)はピーク時からは下落したものの66ポイントと高値にいます。まだ油断できず不安定を示唆しています。

日足チャートみればこんなV字で戻るとは正直、驚きしかない状況です。

週足ベースの平均足改良版は陽線に転換する可能性も出てきました。
一旦、112円が一つのポイントになりそうですが、このレベルでは上値も重くなりそうなので注意は必要です。

執筆者 平野朋之

執筆者 : 平野朋之|株式会社トレードタイム代表取締役

トレードタイム 平野朋之 ネット証券にてFX事業全般の業務、自己売買部門でのディーラー業務、投資情報室にて日経225の情報発信、セミナー講師を務める。その後投資顧問会社を経て、マーケット情報発信、セミナー講師、独自手法での資金運用業務を行う

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