今夜の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也
今夜の注目材料は
東京市場のドル/円は、102円台で取引がスタートしましたが、日経平均株価が800円安から200円高に切り返すと、一時105.03円前後まで反発しました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。
3/10(火)
16:00 ノルウェー2月消費者物価指数
16:00 トルコ12月失業率
16:45 仏1月鉱工業生産指数
19:00 ユーロ圏10-12月期GDP・確定値
26:00 米3年債入札(380億ドル)
-----☆トランプ米大統領会見(経済対策について)
-----☆米大統領選挙予備選(アイダホ州、ミシガン州など)
※☆は特に注目の材料
トランプ米大統領が会見で発表する予定の経済対策(新型コロナウイルス感染拡大および原油安対策)では、労働者向けの減税や所得補償のほか、航空会社や石油会社への支援策も検討されている模様です。東京市場の株高・円安の原動力になった材料だけに内容が気になるところです。市場が満足するほどの「フルメニュー」の対策が打ち出せるのかどうか少し気がかりではありますが発表を注目しましょう。なお、米大統領選挙の民主党予備選は、大勢判明が明日の東京市場になると見られます。
執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。