東京株式(前引け)=反落、先物主導で荒れた値動きに
10日前引けの日経平均株価は前営業日比206円82銭安の5万0448円28銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は11億5794万株、売買代金概算は2兆9056億円。値上がり銘柄数は1007、対して値下がり銘柄数は521、変わらずは78銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は売り買いが錯綜、日経平均は朝方に400円を超える上昇で5万1000円台に乗せる場面があったが、その後は先物主導で急速に値を消す荒れた値動きとなった。結局200円あまり下落して前場の取引を終えている。FOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見が日本時間あす未明に予定されていることで、足もとでは様子見ムードが強い。今週末のメジャーSQ算出を控え、先物主導で上下に揺さぶられる格好となっている。ただ、個別では中小型株が強く、値上がり銘柄数が1000を超え、全体の63%を占めている。
個別では売買代金トップのソフトバンクグループ<9984>が冴えず、ディスコ<6146>、キオクシアホールディングス<285A.T>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>など半導体関連が軒並み安。サンリオ<8136>の下げも目立つ。ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615>が大幅安、ポールトゥウィンホールディングス<3657>、Link-Uグループ<4446>などの下げも目立つ。半面、川崎重工業<7012>が堅調、三井金属<5706>が物色人気を集めた。安川電機<6506>も高い。JCU<4975>が急騰、CIJ<4826>も大幅高、DOWAホールディングス<5714>も大きく上昇した。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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