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ダウ平均は続落 明日のFOMCの結果と反応待ち=米国株概況

株式 

NY株式9日(NY時間16:20)(日本時間06:20)
ダウ平均   47560.29(-179.03 -0.38%)
S&P500    6840.51(-6.00 -0.09%)
ナスダック   23576.49(+30.59 +0.13%)
CME日経平均先物 51040(大証終比:+190 +0.37%)

 きょうのNY株式市場、ダウ平均は続落。中盤までプラス圏で推移していたものの、中盤に下げに転じている。半面、ナスダックは下げて始まったものの、小幅高に転じた。

 トランプ大統領がエヌビディア<NVDA>のH200チップの中国への販売を条件付きで承認したと投稿。販売額の25%を米政府に支払うという条件。ただ、エヌビディアは軟調に推移しており、市場全体も様子見の雰囲気が広がっている。

 市場の関心は、明日の年内最後のFOMCの結果と、その反応待ちといった状況のようだ。利下げ期待の高さがこのところの米株式市場の追い風となっており、短期金融市場では利下げをほぼ確実視している。

 ただ、市場はそれを十分に織り込み、ここ数日は来年以降の見通しに注目が集まっている。一部からは、「パウエル議長が今回のFOMCで、来年以降の利下げペースの減速を示唆するのでは」との声も出ている。根強い高インフレに加え、政府機関閉鎖に伴う米経済指標の欠落が懸念材料となっているという。

 アナリストからは「利下げ自体はほぼ確実に見えるが、FOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)やパウエル議長の会見が市場の反応を決定づけ、今月残りの相場のトーンを左右する可能性がある」との指摘も出ている。市場は年末ラリーに向けてFRBが追い風を作る展開を期待しているという。

 ただ、米株式市場は割高な水準にあり、慎重姿勢が必要だとの警告も根強く出ている。「株式市場は引き続きやや慎重姿勢を維持しており、とりわけ米株式市場ではバリュエーションが非常に高い状態だ」と指摘。足元の株高は、今週のFOMCで利下げが実施されるとの期待に依存しているが、FOMC内の投票結果の割れや意見の不一致が、2026年に3回の利下げが実施されるという市場の期待を揺るがす可能性があると警告している。

 なお、この日発表の10月の米求人件数は予想を大きく上回った。ただし、増加は小売、卸売、医療・ヘルスケアといった一部の業種に限られているほか、採用の落ち込みと解雇の増加が目立ち、労働市場の減速傾向が継続していることも示唆されていた。ただ、米株式市場の反応は限定的となっている。

 ドラックストアや医療保険管理など総合ヘルスケアのCVSヘルス<CVS>が上昇。取引開始前に2023年以来となる投資家説明会を開催し、ガイダンスを更新。通期見通しを上方修正した。

 高級住宅建設のトールブラザーズ<TOL>が下落。前日引け後に8-10月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株利益は予想を下回った。ガイダンスも公表し、予想を下回る引き渡し戸数を見込んでいることが嫌気されている模様。

 バイオ医薬品のキメラ・セラピューティクス<KYMR>が下落。5億ドル規模の増資計画を発表した。株式の公募増資を実施する。調達資金は、同社が開発中の前臨床および臨床段階の分解薬パイプラインをさらに前進させるために使用される予定。

 靴メーカーのカラレス<CAL>が決算を受け大幅安。「スチュアート・ワイツマン」ブランドの希薄化と関税圧力が継続するとしている。

 クルーズのバイキング<VIK>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を78ドルに設定した。

 アパレルのG-IIIアパレル<GIII>が決算を受け上昇。1株利益は予想を上回った。26年度の通期ガイダンスでも1株利益の見通しを上方修正している。

 エクソンモービル<XOM>が上昇。同社は本日アナリスト説明会を開催し、パーミアン盆地やガイアナ、液化天然ガス(LNG)の主要資産の拡大を背景に、将来の利益およびキャッシュフローの見通しを上方修正した。一方、低炭素事業への投資は縮小する。

 JPモルガン<JPM>が下落。レイクCFOが米大手証券主催のコンファレンスに出席しており、「消費者環境はやや脆弱」と指摘した。一方、2026年通期の経費は1050億ドルと予測。予想は平均で1011億ドルだった。

レアアース供給網の構築を進めるトロノックス<TROX>が大幅高。オーストラリア輸出金融公社と米輸出入銀行から最大6億ドルの融資支援に関する条件付き、非拘束的な書簡を受領したと発表した。

 宇宙旅行のヴァージン・ギャラクティック<SPCE>が大幅安。約3億5500万ドルの転換社債を買い戻して償却する契約を締結し、負債を約1億5200万ドル削減すると発表。2028年満期の債務構造の再構築を発表していた。

CVSヘルス<CVS> 78.24(+1.71 +2.23%)
トール・ブラザーズ<TOL> 132.98(-3.22 -2.36%)
キメラ<KYMR> 86.88(-7.42 -7.87%)
キャリアズ<CAL> 12.74(-0.75 -5.56%)
アレス・マネジメント<ARES> 176.20(+11.94 +7.27%)
バイキング<VIK> 67.77(+1.09 +1.63%)
G-IIIアパレル<GIII> 30.82(+1.15 +3.88%)
エクソンモービル<XOM> 118.25(+2.27 +1.96%)
JPモルガン<JPM> 300.51(-14.70 -4.66%)
ヴァージン・ギャラクティック<SPCE> 3.81(-0.74 -16.26%)

アップル<AAPL> 277.18(-0.71 -0.26%)
マイクロソフト<MSFT> 492.02(+1.00 +0.20%)
アマゾン<AMZN> 227.92(+1.03 +0.45%)
アルファベットC<GOOG> 317.75(+3.30 +1.05%)
アルファベットA<GOOGL> 317.08(+3.36 +1.07%)
テスラ<TSLA> 445.17(+5.59 +1.27%)
エヌビディア<NVDA> 184.97(-0.58 -0.31%)
メタ<META> 656.96(-9.84 -1.48%)
AMD<AMD> 221.62(+0.51 +0.23%)
イーライリリー<LLY> 982.22(-15.37 -1.54%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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