ドル安の中でユーロドルに買い戻しが強まる=NY為替
先ほどからユーロドルに買い戻しが強まっている。本日の市場は前日の流れを引き継いでおり、新型ウイルス拡大への影響に警戒感を強めている。そのような中、為替市場はドル安が強まっており、ユーロドルの見直し買いにつながっているようだ。
米株式市場は反発して始まったが失速しており、新型ウイルス感染の米経済への影響を改めて意識しているのかもしれない。それに伴い、市場ではFRBによる早期利下げ期待が浮上しており、為替市場はドル売りを強めているものと思われる。もともとドルのバリュエーションの高さは不安材料ではあった。
新型ウイルス感染はイタリアやスイスなど欧州にも拡大しており、ユーロには何も良いニュースはないが、これまで中国経済の減速によるユーロ圏経済への影響を警戒して、ユーロは先行して売られていた。今度はドルにその流れが移る中、ユーロの対ドルでの見直し買いに繋がっているのかもしれない。
ユーロドルは1.08ドル台後半まで上昇しているが、1.09ドル台の回復と、21日線が控える1.0920ドル付近が目先は意識される。
EUR/USD 1.0878 EUR/JPY 119.81 EUR/GBP 0.8363
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。