ダウ平均は続伸し2万9千ドル台回復 ワクチン開発への期待感が買いを呼び込む=米国株序盤
NY株式5日(NY時間10:28)
ダウ平均 29015.93(+208.30 +0.73%)
ナスダック 9486.26(+18.29 +0.20%)
CME日経平均先物 23600(大証終比:+240 +1.02%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸して始まっている。市場のムードはリスク選好が強まっている模様。きょうはコロナウイルスのワクチン開発への期待感が買いを呼び込んでいる。
特に英スカイニュースの報道に敏感に反応した模様。英国のワクチン開発チームが通常2年から3年かかる開発過程の一部を14日間に短縮する技術で大きな突破口を見出したと伝えている。インペリアル・カレッジ・ロンドンのシャトック教授が、早ければ、来週にも動物実験を開始できる段階にあり、十分な資金が確保できれば、夏にも人体への臨床試験を行えるとインタビューに答えたという。特効薬ができるとしてもまだ先のようだが、市場の楽観的なムードを後押しするには十分なようだ。
この日発表のADP雇用統計やISM非製造業景気指数は好調な内容だったが、市場は中国のコロナウイルス感染の経済への影響を、ひとまず棚上げして、足元の好調な米企業決算や指標を見て、買いに出ようとしている雰囲気も強まっているようだ。
寄り付き直後から買いが先行し、ダウ平均は一時334ドル高まで上昇し、2万9000ドル台を回復している。
きょうの決算は冴えない内容も見られ、ディズニーやメルクが下落。一方、急上昇が続いていたテスラは利益確定売りに押されている。
なお、引け後の決算はクアルコムやメットライフが予定されている。
アルファベット(C) 1433.69(-13.38 -0.92%)
フェイスブック 210.30(+0.47 +0.22%)
ネットフリックス 366.23(-2.78 -0.75%)
テスラ 767.80(-119.26 -13.44%)
アマゾン 2043.01(-6.66 -0.32%)
エヌビディア 249.18(+2.05 +0.83%)
ツイッター 33.33(-0.63 -1.86%)
ダウ採用銘柄
J&J 152.68(+1.08 +0.72%)
P&G 126.76(+1.10 +0.88%)
ダウ・インク 48.57(+0.52 +1.11%)
ボーイング 321.35(+3.41 +1.08%)
キャタピラー 135.80(+2.29 +1.76%)
ユナイテッド 153.71(+0.71 +0.47%)
ビザ 201.04(-2.52 -1.25%)
ナイキ 99.87(-1.51 -1.52%)
ウォルグリーン 53.08(+0.71 +1.39%)
3M 159.30(+2.06 +1.32%)
エクソンモビル 61.48(+1.51 +2.49%)
シェブロン 109.16(+2.31 +2.17%)
コカコーラ 58.93(+0.09 +0.15%)
ディズニー 141.88(-2.85 -2.02%)
マクドナルド 213.60(-1.02 -0.47%)
ウォルマート 115.45(+0.18 +0.16%)
ホームデポ 236.40(+1.40 +0.60%)
JPモルガン 136.30(+1.01 +0.76%)
トラベラーズ 135.10(+2.52 +1.89%)
ゴールドマン 243.66(+1.72 +0.72%)
アメックス 131.85(0.00 0.00%)
ユナイテッドヘルス 290.69(+9.85 +3.59%)
IBM 153.03(+3.92 +2.68%)
アップル 320.70(+1.85 +0.60%)
ベライゾン 58.73(+0.44 +0.76%)
マイクロソフト 181.35(+1.23 +0.71%)
インテル 66.26(+0.80 +1.24%)
ファイザー 38.26(+0.57 +1.52%)
メルク 84.92(-3.44 -3.94%)
シスコシステムズ 48.35(+0.73 +1.57%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。