今夜の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也
今夜の注目材料は
東京市場のドル/円は、円安の流れが続く中、約2週間ぶりに109.60円前後まで上昇しましたが、前月高値(109.73円前後)を前に上昇ピッチは緩やかでした。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。
1/10(金)
16:00 ノルウェー12月消費者物価指数
16:00 トルコ10月失業率
16:45 仏11月鉱工業生産指数
18:30 テンレイロ英MPC委員講演
21:00 メキシコ11月鉱工業生産
22:30☆カナダ12月新規雇用者数
22:30☆カナダ12月失業率
22:30☆米12月非農業部門雇用者数
22:30☆米12月失業率
22:30☆米12月平均時給
24:00 米11月卸売在庫
24:00 米11月卸売売上高
※☆は特に注目の材料
ドル/円は年末年始の下げを全て取り戻して、今夜の米12月雇用統計に臨みます。109.70円台の上値抵抗を突破して約8カ月ぶりに110円台を示現するのか、反対に再び108円台に押し戻されてしまうのか、あるいは109円台でのもみ合いが続くのか、目先の方向性を決める可能性もある米12月雇用統計に注目が集まっています。なお、主な項目の市場予想は、非農業部門雇用者数が16.0万人増、失業率が3.5%、平均時給は前月比+0.3%などとなっています。
執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。