今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也
今夜から明朝の注目材料は
東京市場のドル/円は、中東の地政学リスク後退を好感してアジア株が上昇する中、一時109.30円台まで上伸して昨年12月30日以来の高値を更新しました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。
1/9(木)
16:00 独11月貿易収支
16:00 独11月経常収支
16:00 独11月鉱工業生産
16:30 スイス11月小売売上高
18:30☆カーニーBOE総裁講演
19:00 ユーロ圏11月失業率
21:00 メキシコ12月消費者物価指数
22:00☆クラリダFRB副議長講演
22:15 カナダ12月住宅着工件数
22:30 カナダ11月住宅建設許可件数
22:30 米新規失業保険申請件数
23:30☆カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演
25:30☆ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演
26:00 ビルロワ仏中銀総裁講演
26:45 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
27:00 米30年債入札(160億ドル)
27:00 シュナーベルECB専務理事講演
27:20 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
27:45 ポロズ・カナダ中銀総裁講演
28:00 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
28:10 バイトマン独連銀総裁講演
-----☆EU離脱関連法案英下院採決
1/10(金)
09:30☆豪11月小売売上高
※☆は特に注目の材料
ドル/円は昨年12月後半にもみ合った109円台へと値を戻しています。イランと米国の軍事衝突懸念がひとまず後退した事で、次のテーマを模索する事になりそうです。そうした中、今夜は米連邦準備制度理事会(FRB)高官の講演が数多く予定されています。明日には米12月雇用統計が発表される事もあって、「米金融政策」がテーマとして浮上するきっかけになるかもしれません。
執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。