今夜の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也
今夜の注目材料は
東京市場のドル/円は昨日の米中協議で原則合意との報道に加え、英総選挙で保守党が圧勝するとの見通しが伝わると109.60円台まで上伸。買い一巡後は109.50円台でもみ合うなか欧米市場の動きが気になりますが、まずは注目材料を確認しておきましょう。
12/13(金)
16:00 独11月卸売物価指数
16:00 トルコ10月鉱工業生産
17:00 デギンドスECB副総裁講演
17:30 ビルロワ・フランス中銀総裁講演
19:30 ロシア中銀政策金利
22:30 米11月輸入物価指数
22:30☆米11月小売売上高
24:00 米10月企業在庫
25:00 ウィリアムズNY連銀総裁講演
※☆は特に注目の材料
今夜は、米国のクリスマス商戦の出足を占う米11月小売売上高が発表されます。英国の欧州連合(EU)離脱と米国の対中関税という2大政治リスクがひとまず後退する中、米11月小売売上高がドル高・円安の追撃材料となるか注目しましょう。市場予想は前月比+0.5%と高めの伸びが見込まれており、自動車を除いた売上高でも前月比+0.4%が予想されています。
執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。