今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也
今夜から明朝の注目材料は
東京市場のドル/円は、今週の重要イベントを前に膠着。108.50-60円台で上下10銭程度の極めて小さい値動きとなっています。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。
12/9(月)
16:00 独10月貿易収支
16:00 独10月経常収支
21:00 メキシコ11月消費者物価指数
22:15 カナダ11月住宅着工件数
22:30 カナダ10月住宅建設許可件数
27:00 米3年債入札(380億ドル)
12/10(火)
07:05☆ロウRBA総裁講演
09:30 豪11月NAB企業景況感指数
09:30 豪7-9月期住宅価格指
10:30☆中国11月消費者物価指数
10:30 中国11月生産者物価指数
※☆は特に注目の材料
米雇用統計明けの月曜日に材料がほとんどないのはいつもの事です。ドル/円は、その米雇用統計(11月分)があれほど強かったにもかかわらず値動きが鈍かったところを見ると、米中通商問題で新ネタがなければ大きく動きそうにありません。なお、米中問題の中でも、15日に米国が発動を予定している対中関税を回避できるかどうかに市場の関心が集まっていると見られます。
執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。