週明けもしっかり、朝方やや調整も限定的=東京為替概況
週明けのドル円は108円台後半での推移。金曜日東京午前に報じられたクドローNEC委員長による「米中通商協議、第一弾合意の取りまとめがちかい」との発言で、それまで合意に向けた不透明感がドル売りを誘っていた状況が一変。先週末海外市場で108円80銭台まで上昇して週の取引を終えていた。週明けもほぼ同水準で始まると、朝方はいったん調整の動き。ユーロ円などでも調整の動きが見られ、来月にも期待される調印までまだ紆余曲折があるとの思惑が広がる中で、ドル買いに慎重な姿勢も。
もっとも、調整の動きは限定的なものにとどまり、東京午前のうちに下げ分を解消する動き。108円67銭を付けたドル円は108円80銭台に。120円ちょうど前後での動きが見られたユーロ円は120円30銭台へ。
午後はもみ合いに終始した。目立った材料に欠ける中、米中通商協議の今後の動向をにらむ展開。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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