ドル売り・ポンド高がユーロドルを押し上げ=NY為替
きょうのNY為替市場はドル売りが優勢となる中、ユーロドルは1.1075ドル近辺まで上昇している。ユーロ自体の材料はなく、米国や英国発の材料にユーロは左右されている。
朝方発表になった米小売売上高が予想外に減少となったことで、今月末のFOMCでの利下げ期待が高まっている。CMEがFF金利先物の取引から算出しているFEDウォッチでは利下げ確率を88%まで上昇させている状況。FRB内の意見は分断しているものの、市場の期待感引き続き強い。
また、明日からのEU首脳会談を控える中、英EU離脱協定の協議が大詰めを迎えている。様々な情報が錯綜しているが、市場の合意への期待は根強く、ポンド買いが続く中、ユーロも連れ高の展開を続けている。
目先は9月高値1.1110ドル近辺が上値メドとして意識される。
EUR/USD 1.1076 EUR/JPY 120.39 EUR/GBP 0.8614
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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