ドル円は108円台での推移、午前中に上昇も続かず、もっとも下値もしっかり=東京為替概況
ドル円は108円台での推移が続いた。週末のサウジアラビア石油施設へのドローン攻撃を嫌気して、寄り付きから日経平均が大きく売られ、一時100円超の下げを記録したことで、ドル円は108円02銭まで下落する場面が見られた。もっとも大台を維持して少し値を戻すと、日経平均が一転してプラスに転じ、50円程度の上昇となったこともあって108円37銭まで上昇。ユーロドルも119円台にしっかりのせる展開に。もっともこうした買いも続かず。株高が一服すると、午後は108円20銭前後での推移に。
ユーロドルは1.10ばさみでの推移。週明けの市場で1.10台後半が重くなると、海外市場で1.10割れまで値を落とし、その後はもみあい。東京市場では1.09台での売りに慎重で、少し値を戻したものの、戻りも鈍いという流れに。
人民元は対ドルを中心に売りが出た。米中関係改善期待は継続も、香港中心部での電車脱線への警戒感、今週の米中次官級協議を直前に控えた牽制などの動きが元安を誘った。
minkabu PRESS編集部 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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