歴代ＦＲＢ議長がトランプ大統領に抗議

　トランプ大統領によるパウエルＦＲＢ議長への執拗な攻撃に対し、元ＦＲＢ議長４名が、政治的圧力や幹部解任の脅威を受けながら金融政策当局が責務遂行を目指す状況はあってはならないと訴えた。イエレン、バーナンキ、グリーンスパン、ボルカーの歴代議長４名がウォールストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）に連名で論説を寄稿した。

「ＦＲＢと議長は独立して行動し、経済利益に最大限かなうために活動することが認められ、政治的理由によるＦＲＢ幹部の解任及び降格という脅しを受けるべきではない」と表明。「最大限の国益のために政策を決定する能力をＦＲＢが維持することは極めて重要だ」と述べた。