NY株安を嫌気売り先行で急落 20800-21100のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆
NY株安を嫌気売り先行で急落
●1日のNY株式市場は続落。対中関税「第4弾」の発動表明で急落した。パウエル米連邦準備理事会議長の記者会見で追加緩和期待が後退したが、7月のISM製造業景況感指数が予想に反して4カ月連続で低下したため追加緩和への期待が高まり、ダウは一時311ドル高まで反発した。しかしトランプ米大統領がツイッターで唐突に「9月1日から3000億ドル相当の中国製品に対し10%の制裁関税(第4弾)を課す」と表明すると一転して売り圧力が強まった。ダウの日中の高安の差は626ドルと連日で大荒れの展開。
ダウ工業株 26583.42(-280.85)▼1.05%
ナスダック 8111.12(- 64.30)▼0.79%
S&P500 2953.56(- 26.82)▼0.90%
●本日の日経平均は、NY株安を嫌気し急落の展開と読む。CME日経平均先物の終値は2万1035円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万1540円と比べ495円安い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は2万1060円。
●日経平均株価のポイント
───────────
2万1540円 昨日終値
2万1451円 200日線
2万1445円 75日線
2万1035円 CME日経平均先物
2万0993円 7月18日安値
●シカゴグローベックスNYダウ先物47ドル安
●今週の主な予定
2(金)
○欧 6月 PPI
○欧 6月 小売売上高
○米 7月 米雇用統計
○米 6月 製造業新規受注
○米 7月 ミシガン大消費者信頼感指数確報値
○日 日銀・金融政策決定会合議事要旨
国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、『あすなろ投資顧問』に在籍。市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析。顧客に寄り添うアドバイスに定評があり、個人投資家の資産形成をサポートいたします。