CMEが弱く軟調な展開 21300-21500のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆
CMEが弱く軟調な展開
●30日のNY株式市場は米中貿易交渉を巡るトランプ米大統領の発言が重石となり、ダウは小幅反落、米連邦公開市場委員会の開催で様子見ムードが強まる。米中の閣僚級貿易協議が始まりトランプ米大統領がツイッターに、「中国は貿易交渉を引き延ばそうとしている」と投稿。閣僚級による交渉に対する先行き不透明感が台頭し、売りが優勢となった。通商政策の影響を受けやすいハイテク株やキャタピラーが下げ、ダウは151ドル安まで下げたが、ボーイングやプロクター&ギャンブルの上昇で下げ幅を縮小して引けた。
ダウ工業株 27198.02(- 23.33)▼0.09%
ナスダック 8273.61(- 19.72)▼0.24%
S&P500 3013.18(- 7.79)▼0.26%
●本日の日経平均はCMEが弱く軟調な展開と読む。CME日経平均先物の終値は2万1485円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万1709円と比べ220円ほど安い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は2万1480円。
●日経平均株価のポイント
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2万1709円 昨日終値
2万1690円 5日線
2万1537円 25日線
2万1485円 CME日経平均先物
2万1478円 200日線
2万1452円 75日線
●決算を発表したアップルと半導体のAMDは時間外取引で強弱。
アップルは売上高・利益ともに市場予想を上回り買い優勢。
217.60 +8.82 (4.22%) After hours: 7:09PM
AMDは減収減益決算を発表し、売上高見通しが市場予想を下回り売り先行。
32.45 -1.42 (-4.19%)After hours: 7:10PM EDT
●今週の主な予定
31(水)
○欧 7月 CPI速報値
○欧 Q2 GDP1次速報値
○米 7月 ADP民間部門雇用者数
○米 7月 シカゴPMI
○米 7月31日 FF金利誘導目標
国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、『あすなろ投資顧問』に在籍。市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析。顧客に寄り添うアドバイスに定評があり、個人投資家の資産形成をサポートいたします。