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ECB理事会後いったん下げも買い戻し

見通し 

ECB理事会後いったん下げも買い戻し

買い戻し後に売りが入る場面も見られるなど神経質な展開続く

ドル円はしっかり、米債利回り上昇、来週のFOMCでの大幅利下げ期待後退など支え
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《7/25 木曜日》
ドル円  ユーロドル ユーロ円
始値  108.19  1.1140  120.52
高値  108.75  1.1188  121.38
安値  108.04  1.1102  120.05
終値  108.63  1.1147  121.11
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《7/25 木曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  21756.55 +46.98
DOW   27140.98 -128.99
S&P    3003.67 -15.89
Nasdaq  8238.54 -82.96
FTSE   7489.05 -12.41
DAX   12362.10 -160.79
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《7/25 木曜日の商品市場》
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=56.02(+0.14 +0.25%)
NY金先物12 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1427.50(-9.00 -0.63%)
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《7/25 木曜日に発表された主な経済指標》

【韓国】
実質GDP・速報値(第2四半期)8:00
結果 1.1%
予想 0.9% 前回 -0.4%(前期比)
結果 2.1%
予想 1.9% 前回 1.7%(前年比)

【ユーロ圏】
Ifo景況感指数(7月)17:00
結果 95.7
予想 97.2 前回 97.5(97.4から修正)(Ifo景況感指数)

ECB政策金利(7月)20:45
結果 0.00%
予想 0.00% 前回 0.00%(ECB政策金利)

【香港】
貿易収支(6月)17:30
結果 -552億香港ドル
予想 -491億香港ドル 前回 -347億香港ドル

【南アフリカ】
生産者物価指数(6月)18:30
結果 5.8%
予想 5.8% 前回 6.4%(前年比)
結果 0.4%
予想 0.4% 前回 0.5%(前月比)

【トルコ】
中銀政策金利(7月)20:00
結果 19.75%
予想 21.50% 前回 24.00%(トルコ中銀政策金利)  

【米国】
新規失業保険申請件数(07/14 – 07/20)21:30
結果 20.6万件
予想 21.8万件 前回 21.6万件(前週比)

耐久財受注(速報値)(6月)21:30
結果 2.0%
予想 0.7% 前回 -2.3%(-1.3%から修正)(前月比)
結果 1.2%
予想 0.2% 前回 0.5%(0.4%から修正)(コア・前月比)

卸売在庫(速報値)(6月)21:30
結果 0.2%
予想 0.5% 前回 0.4%(前月比)
–+—+—+—+—+—+—+–+—+-
《7/25 木曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【米国】
*ムニューシン米財務長官
強いドルを信じている。力強い米経済や良好な株式相場を表している。
トランプ大統領の経済政策で他国を上回る経済成長を達成。

*グリーンスパン元FRB議長
経済の先行き予測は難しい。
最悪の事態が起こる可能性は低いが、リスクを減らすために行動することには価値がある。

*米7年債入札結果
最高落札利回り 1.967%(WI:1.953%)
応札倍率    2.27倍(前回:2.44倍)

【豪州】
*ロウ豪中銀総裁
減税、商品価格、住宅の安定性が経済を助ける。
豪中銀の6月と7月の利下げは需要を支える。
必要ならば追加緩和。

*モリソン首相
フライデンバーグ財務相に代わって、スティーブン・ケネディ氏を財務相に指名した。

*豪紙AFR
豪政府は現状の2-3%に設定しているインフレ目標について、
見直しを進めているが、どのような見直しになるにせよ、変更は軽微。
同国のインフレ率はこのところ2%を下回っており、目標の引き下げが検討されている。

【ユーロ圏】
*ECB
各政策金利を据え置き、中銀預金金利も-0.4%据え置き。
現水準もしくはそれ以下の金利を必要な限り継続する。
金利階層化を含む選択肢の検討を指示。
新たな資産買い入れの可能性について精査。

*ドラギECB総裁
声明内容を繰り返す。
雇用、賃金上昇が成長の下支え。
世界経済成長の鈍化、貿易摩擦が見通しを抑制。
地政学リスクや保護主義がセンチメントを押さえつけている。
大規模な金融緩和が必要。
最近の経済指標は第2・3四半期の成長鈍化を示唆。
ヘッドラインのインフレは今後数か月にわたり鈍化。
インフレは年末に向けて持ち直す。
基調インフレは引き続き概ね抑制されている。
労働コスト圧力は労働市場を引き締めている。
インフレの波及には予想以上に時間がかかっている。
成長リスクの見通しは引き続き下方に傾いている。
政府が長期的な潜在成長を引き上げるべき。
改革の動きを強める必要がある。
景気見通しは一段と悪化、特に製造業で。
経済見通しについて委員会の見方はおおむね収れんしている。
中国経済の回転が鈍っていることや、ハードブレグジットの可能性などの影響ある。
インフレ目標についての変更は無い。
対称性(シンメトリー)については議論があった。
本日は利下げの議論は無かった。
利下げの場合、影響を緩和する措置を同時に講じる。
利下げの場合の規模の議論は無かった。
一部の委員からは金利階層化に懐疑的な見方があった。
ユーロ圏がリセッションに陥るリスクは引き続き極めて低い。
対称性(シンメトリー)とは2%を上限としないこと意味。

*バルニエEU首席交渉官
バックストップ条項に関するジョンソン英首相の発言は受け入れられない。

*ライスIMF報道官
次期専務理事の選任はオープンで透明。
IMFのスタッフはECBの強い緩和維持の約束を支持。

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《本日予定されている主な経済指標》

【シンガポール】
失業率(第2四半期)11:30
予想 2.3% 前回 2.2%

鉱工業生産(6月)14:00
予想 -0.3% 前回 -0.7%(前月比)
予想 -8.4% 前回 -2.4%(前年比)

【米国】
実質GDP・速報値(第2四半期)21:30
予想 1.8% 前回 3.1%(前期比年率)

個人消費・速報値(第2四半期)21:30
予想 4.0% 前回 0.9%(前期比年率)

GDPデフレータ・速報値(第2四半期)21:30
予想 2.0% 前回 0.9%(前期比年率)

PCEコアデフレータ・速報値(第2四半期)21:30
予想 2.0% 前回 1.2%(前期比年率)

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【東京市場】若干円高

 ドル円は108円08銭を付けるなど、午後に入って軟調な地合いとなっている。目立った材料はなく、108円台での重さを意識する展開に。午前中に比べて株の上げ幅が縮まるなど、リスク選好の勢いがやや鈍ったことで調整が入りやすくなった面も。
 この後20時45分のECB理事会で、利下げが実施されるのではとの見通しが広がっており、サプライズへの警戒がユーロ円の売りにつながった面も。

 豪ドルも若干軟調、ロウ総裁が行った講演で必要であれば追加緩和との発言があり豪金利が低下。3年債、10年債などの利回りが史上最低水準を更新したことなどが重石に。

【ロンドン市場】ECB理事会を控え神経質

 20時45分にECB理事会を控えそれまでは神経質。
朝方は東京市場午後の流れを引き継ぐ形でユーロ売りが強まり、ユーロドルは1.1120近辺まで。
独Ifo景況感が予想を下回り、2013年4月以来の低水準となったことも重石に。
しかし、発表後の下押しは限定的。

 ポンドはやや軟調も英CBI小売調査が前回から大幅改善もあり下げ渋り。

 ドル円はもみ合い、頭は重いが値幅は小さい。

 トルコ中銀が予想を超える4.25%の利下げを実施。
トルコリラは一時急落も切り返した。

【NY市場】ドラギECB総裁会見後にユーロ買い

 ECB理事会は大方の予想通り金利を据え置き。
フォワードガイダンスは 少なくとも2020年上期まで、
現水準か“それ以下”の金利を必要な限り継続する
と利下げを許容する形で変更した。

 これを受けて9月利下げの可能性が広がったが、
ドラギ総裁は景気について
第2、および第3・四半期の成長が幾分鈍化することを引き続き示唆と
慎重な姿勢を示し。
見通しは一段と悪化、特に製造業と示したことで追加緩和期待も、
景気後退の可能性は非常に低いとしたことなどが好感され
いったんのユーロ売り後は買い戻しに。
対ドルで1.11台を維持したこともあり、1.1180台まで買いが入る場面が見られた。
もっともその後1.1120台を付けるなど神経質な動き。

 ドル円は108円台後半へ上昇。
欧州債利回り、特に独債利回りが過去最低水準を付けた後切り返して上昇し
ユーロ円に買いが入ったことが背景に。
米債利回りもつられて上昇。
FOMCでの0.50%の大幅利下げ見通しが後退していることも重石に。

【本日の見通し】FOMCにらむ展開続く

 FOMCでの大幅利下げ期待はさらに後退。
ECBの9月の緩和が濃厚となり、金利差縮小見込みが後退していることで
ユーロ売りドル買いが入っていることもあり、
ドルは基本的にしっかりとなりそう。

 市場の予想は0.25%の利下げでコンセンサスがまとまる勢い。
もっとも今日の米第2四半期GDP次第ではもう一波乱ありそうで
注意は必要。
前期は+3.1%とかなり好結果だった米GDPであるが
在庫投資と輸出拡大がメインで内需はかなり弱いものであった。
内需の弱さが在庫の積み上げにつながったとすると
(在庫拡大は景気拡大期の生産増加と景気鈍化期の需要減少どちらでも起きる)
第2四半期は反動が出ているとみられる。
また輸出増は第2四半期に強まった通商摩擦関連での規制回避での前倒し輸出分で
こちらも反動が見込まれる。
こうした反動分は読みにくさもあり予想を超える弱い数字も十分にありそう。
予想自体が前期比年率+1.8%とかなり低めだがそれ以上の可能性も。
その場合0.50%の利下げ見通しが復活する可能性も意識。

【本日の戦略】戻り売りも無理は禁物

 戻り売りの流れを見ている。
ドル高円安の動きが広がっているが、ここからの買いには慎重。
週末を前に積極的な買い上げ期待が後退する中
GDPが弱めに出るといったん下げる可能性も。
 
 もっとも地合いはかなり強い。GDPが肩透かしだと109円台で週末も十分にあるだけに
基本は無理をせずという印象に。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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