ユーロ円は伸び悩む 複数のECB理事が9月利下げほぼ確実な様子と発言=NY為替
先ほどからユーロは戻り売りが強まっており、ユーロドルは1.1130ドル近辺、ユーロ円は121円ちょうど付近まで伸び悩んでいる。ロイター通信によると、きょうのECB理事会を受けてECBの複数の理事から「9月利下げほぼ確実な様子」との発言が相次いでいる。
この日のECB理事会では政策は据え置きとなった。ただ声明では、利下げや追加緩和再開の可能性を強く打ち出している。注目のフォワードガイダンスは「少なくとも2020年上期まで、現水準か“それ以下”の金利を必要な限り継続する」と修正していた。
ドラギ総裁が会見で、「景気後退の可能性は“非常に低い”」と述べたことや、「本日は利下げを協議しなかった」と述べたことで、期待したほどハト派的ではないとの受け止めからユーロは買い戻されていた。
ユーロ円も121.35円付近まで上昇していたが、121円ちょうど付近に伸び悩んでいる。
EUR/JPY 121.01 EUR/USD 1.1132 EUR/GBP 0.8947
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。