JPモルガンは横ばい FRBの利下げ反映し、通期金利収入見通しを下方修正=ダウ採用銘柄
JPモルガンが横ばい。寄り付き前に4-6月期決算を発表しており、1株利益、営業収益とも予想を上回った。ただ、債券トレーディング収入は36.9億ドルと予想を上回ったものの、ウェブマーケッツのIPO関連の一時的な収益を除けば3%減と4四半期連続で減少したほか、株式、投資銀行部門とも減収となった。また、同行の収入のほぼ半分を占める金利収入は145億ドルと予想範囲内だったものの、通期の金利収入見通しを約575億ドルと、従来の580億ドル超から下方修正したことが市場に失望感を与えているようだ。FRBの利下げへの転換を反映している模様。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):2.59ドル(予想:2.50ドル)
・営業収益:295.7億ドル(予想:289億ドル)
金利収入:145億ドル(予想:145.6億ドル)
FICC:36.9億ドル(予想:33.3億ドル)
株式:17.3億ドル(予想:18.2億ドル)
投資銀行:17.8億ドル(予想:18.1億ドル)
(通期見通し)
金利収入:575億ドル(従来:580億ドル)
(NY時間10:03)
JPモルガン 113.96(+0.06 +0.05%)
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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