ダウ平均は最高値更新し２万７０００ドル台に上昇 ＰＢＭ株の上昇目立つ＝米国株序盤

NY株式11日（NY時間11:56）
ダウ平均　　　27071.52（+211.32　+0.79%）
ナスダック　　　8222.25（+19.72　+0.24%）
CME日経平均先物　21575（大証終比：-25　-0.12%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は最高値を更新しており２万７０００ドル台に上昇している。前日のパウエルＦＲＢ議長の米下院での議会証言を好感した買いが続いている。パウエル議長の証言は予想以上にハト派な印象が市場に広がっているようだ。朝方発表になった米消費者物価指数（ＣＰＩ）はコア指数が予想を上回る内容となったものの、株式市場は利下げ期待を後退させることなく、上値追いを再び続けている。

　きょうはＰＢＭ（薬剤給付管理会社）を傘下にもつヘルスケア株の上昇が目立っており相場を支援。トランプ政権が、製薬会社がＰＢＭに支払っている割戻金（リベート）の禁止計画を後退させたとの報道が買い手掛かりとなっているようだ。トランプ大統領は薬価高騰の原因としてリベートを挙げ、それを実質的に禁止しようと計画していた。

　ただし、リベート禁止案は後退したものの、トランプ大統領は先週、医薬品への支払いを国際薬価指数に基づいて行い、ＰＢＭへの支払いもより透明にする案に言及しており、薬品業界にとってはなお予断の許さない状況。一方で薬品株の下げも目立っている。

ＣＶＳヘルス　58.41（+3.03　+5.46%）
シグナ　178.93（+18.42　+11.48%）

アルファベット（C）　1149.66（+9.18　+0.80%）
フェイスブック　201.97（-0.76　-0.38%）
ネットフリックス　382.47（+1.47　+0.39%）
テスラ　239.03（+0.11　+0.05%）
アマゾン　2030.50（+13.09　+0.65%）
エヌビディア　167.41（+7.35　+4.59%）
ツイッター　37.57（+0.10　+0.27%）

ダウ採用銘柄
Ｊ＆Ｊ　139.35（-1.86　-1.32%）
Ｐ＆Ｇ　113.80（+0.05　+0.04%）
ダウ・インク　47.55（-0.01　-0.01%）
ボーイング　358.81（+6.51　+1.85%）　
キャタピラー　 133.50（+0.86　+0.65%）　
ユナイテッド・テク　 131.71（+1.26　+0.97%）　
ビザ 　180.85（+1.54　+0.86%）　
ナイキ 　88.23（+0.79　+0.90%）
ウォルグリーン　56.21（+0.64　+1.14%）　
３Ｍ　　167.18（+1.48　+0.89%）　
エクソンモビル　 77.41（-0.10　-0.13%）　
シェブロン 　125.27（-0.17　-0.14%）　
コカコーラ 　51.82（-0.01　-0.01%）　
ディズニー 　144.66（+1.12　+0.78%）　
マクドナルド 　212.99（-0.01　0.00%）　
ウォルマート　113.60（+0.62　+0.55%）
ホームデポ　　212.96（+2.21　+1.05%）
JPモルガン　113.88（+0.86　+0.76%）
トラベラーズ　 152.04（-1.29　-0.84%）
ゴールドマン　 209.70（+3.73　+1.81%）
アメックス　 127.61（+0.72　+0.57%）　
ユナイテッドヘルス　 260.13（+12.65　+5.11%）
ＩＢＭ　　141.24（+0.77　+0.55%）
アップル　 204.22（+0.99　+0.49%）
ベライゾン　　57.02（+0.02　+0.04%）
マイクロソフト　 139.11（+1.26　+0.91%）
インテル 　48.65（+0.44　+0.91%）
ファイザー　42.67（-1.40　-3.17%）
メルク 　81.86（-2.96　-3.49%）
シスコシステムズ 　57.60（+0.47　+0.82%）

minkabu PRESS編集部　野沢卓美