ダウ平均は小反落 今度はEUに圧力=米国株前半
NY株式2日(NY時間13:18)
ダウ平均 26689.06(-28.37 -0.11%)
ナスダック 8073.89(-17.28 -0.22%)
CME日経平均先物 21640(大証終比:-80 -0.37%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は小反落。米中首脳会談を無難に通過し、貿易問題に一旦安堵感が出ていた市場だが、今度は対EUへの追加関税の可能性が、市場の懸念を再燃させている。
米通商代表部(USTR)はきのう、EUの大型民間航空機への補助金を巡り、WTOでのEUとの紛争で米国の権利を行使するため追加関税の可能性がある約40億ドルの製品リストを提出するとの声明を発表した。オリーブオイルやイタリアンチーズ、スコッチウイスキーなどが挙げられている。
ダウ平均は下げて始まったものの、FRBの利下げ期待も根強い中で下押す動きまではなく、いまのところ小幅安での推移に留まっている。
きょうは原油相場が大幅安となっており、エネルギー株が下落しているほか、米10年債利回りが再び2%を下回るなど米国債利回りが低下していることから銀行株が軟調。前日に上げを先導した半導体関連もきょうは反落。
ダウ採用銘柄ではシェブロンやエクソンモービルが下落しているほか、ダウ・インク、ナイキ、ゴールドマン、ホームデポも軟調。一方、ベライゾン、シスコシステムズ、マクドナルド、ディズニーが上昇。
ナスダックは5日ぶりに反落。エヌビディアやマイクロン、AMDが下落しているほか、テスラ、アマゾンも軟調。一方、シスコシステムズ、フェイスブックが上昇。
クラウドベースの会計ソフトを手掛けるブラックラインが続落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価も41ドルに引き下げた。
ブラックライン 49.01(-4.23 -7.95%)
アルファベット(C) 1101.33(+3.38 +0.31%)
フェイスブック 193.90(+0.90 +0.47%)
ネットフリックス 373.55(-1.05 -0.28%)
テスラ 222.91(-4.27 -1.88%)
アマゾン 1915.10(-7.09 -0.37%)
エヌビディア 162.71(-3.46 -2.08%)
ツイッター 36.07(-0.01 -0.03%)
ダウ採用銘柄
J&J 139.42(+0.06 +0.04%)
P&G 110.44(-0.05 -0.05%)
ダウ・インク 48.80(-1.37 -2.77%)
ボーイング 355.96(-0.50 -0.14%)
キャタピラー 135.83(-0.77 -0.56%)
ユナイテッド・テク 132.00(+0.66 +0.51%)
ビザ 174.32(+0.38 +0.22%)
ナイキ 84.28(-1.13 -1.35%)
ウォルグリーン 54.54(-0.11 -0.20%)
3M 173.75(-0.76 -0.44%)
エクソンモビル 75.62(-0.95 -1.23%)
シェブロン 122.57(-2.27 -1.82%)
コカコーラ 51.63(+0.03 +0.05%)
ディズニー 142.31(+0.66 +0.47%)
マクドナルド 207.93(+1.63 +0.78%)
ウォルマート 110.85(+0.23 +0.20%)
ホームデポ 208.98(-1.30 -0.62%)
JPモルガン 113.71(+0.03 +0.03%)
トラベラーズ 151.91(+0.49 +0.33%)
ゴールドマン 205.16(-1.70 -0.83%)
アメックス 125.14(+0.22 +0.17%)
ユナイテッドヘルス 242.63(-0.01 0.00%)
IBM 139.58(-0.30 -0.22%)
アップル 202.14(+0.59 +0.30%)
ベライゾン 57.69(+1.03 +1.80%)
マイクロソフト 136.04(+0.36 +0.27%)
インテル 47.74(-0.31 -0.65%)
ファイザー 43.82(+0.05 +0.12%)
メルク 84.92(+0.17 +0.20%)
シスコシステムズ 55.53(+0.79 +1.44%)
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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