週末の米中首脳会談受けてドル高円安=東京為替概況
注目された週末の米中首脳会談では、貿易戦争の休戦で合意。通商交渉の再開、米国による第4弾追加関税の先送り、華為技術(ファーウェイ)への制裁緩和などが示され、リスク警戒の動きが後退。
週明けは円売り株高でスタート。ドル円は朝方108円51銭までと、前週末の107円80銭台から大きく上昇。米株先物時間外が250ドル高を付けるなどの動きに。
その後、いったんは調整の動き。米中通商問題に関しては、通商交渉の再開日時などがまだ未定で、先行き不透明感が強い中で過剰な期待に慎重な姿勢が見られた。ドル円は108円07円まで、株高も一服するなどの動き。
しかし午後に入ると再びの株高、また、ドル高の動きに。日経平均が午後に入って上昇幅を広げ、450円超の上昇を見せる動き。上海総合が2%高前後の高い水準でもみ合いなどの動きに、米株先物も午前の調整分を解消して再び250ドル高超に。
ドル円は108円台を維持してドル高の流れに108円30銭台まで。
欧州勢が本格参加してきて円安ではなくドル高で反応したこともあり、ユーロドルは1.1320台まで値を落とす格好に。
minkabu PRESS編集部 山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
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