ドル円は108.45円近辺での推移=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は108.45円近辺での推移となっている。米株にらみの展開が見られており、米株が伸び悩んだことでドル円も108.35円近辺まで急速に下落する場面が見られた。しかし、ダウ平均も下押しすることなく底堅く推移していることから、ドル円も下げ渋っている。
トランプ大統領がメキシコへの関税発動を見送ったことで、市場のムードは更に改善している。株式市場も買い戻しが続く中、ドル円も買戻しが出ているが、上値が重い展開。
市場はFRBの年内利下げ期待を非常に高めており、注目は既に利下げの有無よりも、時期と幅に移っている。ハト派色の強い向きは今月のFOMCで利下げを実施してくるとの見方も出ている状況。
先週、米先物取引協会(CFTC)が発表したIMM投機筋の建玉ではドルロングの建玉が減少していた。目先の上値メドとしては21日線が109円台前半に来ているが、かなり上値抵抗感が強そうだ。
USD/JPY 108.45
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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