ドル円スワップ取引が人気の理由日米金利差拡大!豪ドルやトルコリラは古い?(2019年1月22日執筆)

ドル円スワップ画像

【スワップポイント取引】日米金利差拡大、豪ドル・トルコリラはもう古い?米ドル円スワップ取引が人気の理由とおすすめのFX会社を紹介します。

記事更新日:

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米ドル円の買スワップ TOP5

会社名 買スワップ リンク
SBIFXトレードのロゴ SBIFXトレード 244円/日 (89,060円/1年) 詳しく
GMOクリック証券FXネオのロゴ GMOクリック証券 234円/日 (85,410円/1年) 詳しく
トレイダーズ証券LIGHTFXのロゴ LIGHTFX 233円/日 (85,045円/1年) 詳しく
LINE FXのロゴ LINE FX 233円/日 (85,045円/1年) 詳しく
FXブロードネットのロゴ FXブロードネット 232円/日 (84,680円/1年) 詳しく

※スワップ調査日:2024年03月21日※スワップは集計期間における1万通貨あたり1万通貨あたりの平均値を掲載しています。

なぜ今!米ドル円スワップ取引が注目なのか

スワップと聞くと古くは、豪ドル/円、NZドル/円が人気で、最近までは、トルコリラ/円、南アランド/円が人気でしたが、2015年12月から他の主要国に先駆けて始まった米国の利上げサイクルを受けて、米ドルの金利が魅力的になったことや、米国の一連の利上げの結果、昨年日米の金利差が11年ぶりに拡大したことなどをうけ、米ドルが、豪ドル・トルコリラなどより、スワップを狙った取引をする人たちに、注目の通貨ペアになっています。

トルコリラ/円暴落

トルコリラ円チャート(週足)

トルコリラ円チャート(週足)

金利の高いトルコリラは、日本人に人気の通貨ペアとして、ここ数年注目されてきましたが、2018年に入って大きく値を崩しました。

2018年初めには30円台を付けていたトルコリラ円は一本調子で値を崩し、8月のトルコリラショックと呼ばれた急落もあって、価格は一時ほぼ半分になりました(30円→15円)。いくら金利が高くても、リラ安による含み損がはるかに勝り、ロスカットされる人が続出し、敬遠しはじめられてきています。

新興国通貨の価格変動リスク

トルコリラや南アランドといった新興国通貨は高金利ではありますが、市場の中での取引量が少なく不安定なこと(トルコリラの取引量は米ドルの1.6%、南アランドは1.1%程度しかありません※2016年BIS調査)、政治情勢が不安定なことなどから、相場が乱高下しやすいのです。

特にトルコリラは、10%を超える高インフレを抱えているにもかかわらず、エルドアン大統領が経済成長を重視して低金利を目指すべきと唱えているため、投資資金が一気に流出する事態を呼びました。

アメリカ政策金利の上昇と日本の低金利

比較的金利が高く、金利狙いの日本人投資家に人気があったのが豪ドルやニュージーランド(NZ)ドルですが、世界的に低金利時代が続く中で、豪州の政策金利は1.50%、NZの政策金利は1.75%まで金利が下がっており、かつ両国の中銀が当面の金利据え置き見通しを公表しています。

アメリカ・FRB政策金利

アメリカ・FRB政策金利

そうした中で、金利面でも魅力が出てきたのが米ドル(以下、ドル)です。アメリカは世界に先駆けて好景気を取り戻し、低金利時代から脱却を開始。米国の政策金利は2015年の0.00%~0.25%から2.25%~2.50%まで上昇。豪州やNZの政策金利をはるかに抜き去っています。(ちなみに中長期金利は結構前に抜き去って、結構差をつけています)。

一方、日本の政策金利は-0.1%とマイナス金利。黒田日銀総裁は現在の長短金利操作付き量的質的緩和を当面の間続けると公言しており、今後もしばらく上昇の見込みがありません。

ドルの圧倒的な流通量

トルコリラのように国や地域が不安定な新興国だと、いくら金利差があっても、そもそものレートが下がってしまいスワップポイント以上の下落で、資産が減ってしまうリスクが高いですが、その点ドルは圧倒的な流通量を誇るので安定感が違います。

外国為替市場でのドルのシェアは87.6%(2016年BIS調査)と、100回の取引のうち、実に87回以上がドルがらみ(ドル円とかユーロドルとか豪ドル米ドルとか)。政治面でも、トランプ大統領に何かと不安はありますが、流石に新興国のようなクーデターを心配する必要はありません。

ドル高になる要因

米中の通商摩擦問題や2018年の中間選挙で下院を民主党が抑えたことによる大統領と議会との対立激化など、警戒要因はあります。しかし、好調を維持する雇用情勢に支えられて、2018年の米年末商戦が6年ぶりの大幅増加を見せるなど、米経済は依然として絶好調。好景気なところには世界から資金が集まり長期的な通貨高の要因となります。

こうした状況から、スワップポイントを狙った取引でも、今ドル円が注目されているのです。

各社の米ドル円スワップ比較表

会社名 スプレッド 買スワップ 売スワップ 取引単位

マネーパートナーズ

 マネーパートナーズ

0.0 117 -474 100通貨

SBIFXトレード

0.18 244 -252 1通貨

トレイダーズ証券

 LIGHTFX

0.18 233 -233 1,000通貨

GMOクリック証券

 FXネオ

0.2 234 -234 1,000通貨

LINE FX

0.2 233 -243 1,000通貨

FXブロードネット

0.2 232 -264 1,000通貨

セントラル短資FX

0.2 230 -265 1,000通貨

DMM FX

0.2 229 -232 10,000通貨

GMO外貨

 GMO外貨

0.2 225 -228 1,000通貨

トレイダーズ証券

 みんなのFX

0.2 223 -233 1,000通貨

外為どっとコム

 外貨ネクストネオ

0.2 220 -250 1,000通貨

ヒロセ通商

 LION FX

0.2 170 -300 1,000通貨

インヴァスト証券

 トライオートFX

0.3 225 -285 1,000通貨

外為オンライン

1.0 163 -268 1,000通貨

※スワップ調査日:2024年03月21日※スワップは集計期間における1万通貨あたり1万通貨あたりの平均値を掲載しています。※スプレッド調査日:2024年03月21日※スプレッドは原則固定(例外あり)となっており、市場の急変時や市場の流動性が低下している状況等に拡大する場合がございます。原則固定対象外、または非公開の場合は「非公開」という表記になっています。また、LIGHT FXの通貨ペア数は「LIGHTペア」を含みます。※表示されているのはマネーパートナーズFXnanoのスプレッドで原則固定・例外ありとなっております。米ドル円は5万通貨まで(4/22〜4/30 8:00~28:00)、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/米ドルは1万通貨まで、ポンド/円は5,000通貨まで、南アランド/円、トルコリラ/円は3万通貨まで、NZドル/円は17時~27時のスプレッド値になっております。また、キャンペーンスプレッドを含んでおります※1取引当たりの取引上限:10万通貨以下、1日当たりの新規取引数量上限:500万通貨以下。原則固定スプレッドの対象時間:午前9時~翌午前4時まで※SBIFXのスプレッドは、1000通貨までが原則固定(例外あり)となっています。また、SBIFXでは注文数量に応じたスプレッドを適用しており、上記スプレッドは1,001~1,000,000通貨を取引する場合の基準スプレッドとなります。※GMOクリック証券のユーロ/豪ドル、英ボンド/豪ドル、米ドル/スイスフラン、スイスフラン/円、英ポンド/スイスフラン、ユーロ/スイスフランの表記スプレッドは「午前9時から翌午前3時」のものです。※外為どっとコムの「業界最狭水準スプレッドキャンペーン」スプレッド。詳細は公式HPをご確認ください。外為どっとコムは、米ドル/トルコリラ、ユーロ/トルコリラ、ロシアルーブル円は原則固定スプレッドの適用対象外です。また、ロシアルーブル/円のみ現在新規注文受付停止になっているのでご留意ください。※セントラル短資のスプレッドは「例外あり」です。原則固定ではないためご注意ください。

スワップとは

スワップとは、取引した通貨の金利水準の違いから生じる損益のことです。スワップポイントとも呼ばれます。FX取引は、注文する際に売り買いという表現をしますが、実際は通貨の交換です。

スワップ説明画像(アメリカと日本の金利比較グラフ)

スワップについて

例えば米ドル円を買う取引をする場合、米ドルを買って、日本円をその分売る取引になります。米ドル円の買いポジションを維持した場合、買った分の米ドルの金利を受け取り、売った分の日本円は金利の支払いが生じます。その差額がスワップ(ポイント)です。

スワップが発生するタイミング

スワップは、営業日をまたいだ時点でポジションを保有していると発生します。

スワップ発生タイミングの説明画像

スワップ発生タイミングの説明画像

FX市場(及びそのもととなる外国為替市場)は、世界中で24時間取引が行われているため、日付の変更を世界共通で米国東部時間午後5時と定義しています。米国標準時間採用期間は日本時間午前7時、米国が夏時間(サマータイム)の期間は日本時間午前6時をまたいでポジションを保有した場合に、スワップが発生します。

スワップは業者ごとに異なる

スワップの算出の元となる金利は、政策金利そのものではありません。FX会社がレートを配信してもらっているカバー先(最終的には銀行になりますが、間に仲介業者が入るケースもあります)が、短期金利市場での金利水準や為替市場動向をもとにFX会社にスワップを提示します。FX会社はその水準を元に取引参加者に最終的なスワップを提示します。

スワップ算出の大本となる短期金利市場の水準は政策金利の影響を強く受けます(多くの国で翌日物の短期金利市場水準の誘導目標が政策金利となっています)ので、政策金利が高い国の通貨ほど、買いポジションを持った時にスワップの受け取りが多くなります。また、利上げや利下げによってスワップの受払い額が変わります。

FX会社によっては特定の通貨の取引を増やしたいので、赤字覚悟でスワップを多めに提示するケースもあり、同じ通貨ペアでもFX会社によってスワップ水準はかなり異なります。スワップ狙いの取引を行う場合は、口座開設を検討するFX会社のスワップ水準をチェックしましょう。


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