東京株式(寄り付き)=売り買い交錯もやや売り先行、狭いゾーンでのもみ合いか
28日の東京株式市場は売り買い交錯、寄り付きの日経平均株価は前営業日比19円安の2万1536円と小幅反落。
前日の米国株市場ではNYダウが軟調で、ナスダック総合指数は小幅プラスだったものの目先上昇一服感があり、これを受けて東京市場も上値の重い展開。一方、FOMC議事要旨に沿った内容とはいえ、パウエルFRB議長が下院の議会証言でバランスシートの縮小を年内に終了する方向を明示したことは株価の下支え材料となる。また、米長期金利の上昇を受け外国為替市場ではドルが買われ、一時1ドル=111円台に入る円安に振れていることも主力株中心にポジティブに働く。上値を買い進む材料にも乏しく、日経平均は比較的狭いゾーンでのもみ合いが想定される。
寄り付き時点で業種別では33業種中、10業種が高く、値上がり上位に鉱業、水産、保険など。一方、値下がりで目立つのは不動産、ゴム製品、輸送用機器など。
出所:minkabuPRESS 株式情報
執筆者 : MINKABU PRESS
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