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EU離脱期限の延長見込みでポンド高、ドル円は調整

見通し 

EU離脱期限の延長見込みでポンド高、ドル円は調整

メイ首相は議会で協定修正案の合意がなければ離脱期限の延長方針へ

ドル円は調整強まるも、下がったところでは買い
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《2/26 火曜日》    
  ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  111.06  1.1358  126.13
高値  111.08  1.1403  126.23
安値  110.43  1.1345  125.72
終値  110.59  1.1389  125.95
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《2/26 火曜日の主要株式指数》
日経  21449.39 -78.84
DOW   26057.98 -33.97
S&P    2793.90 -2.21
Nasdaq  7549.30 -5.16
FTSE   7151.12 -32.62
DAX   11540.79 +35.40
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《2/26 火曜日の商品市場》
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=55.50(+0.02 +0.04%)
NY金先物4月限(COMEX)(終値)
1オンス=1328.50(-1.00 -0.08%)
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《2/26 火曜日に発表された主な経済指標》

【シンガポール】
鉱工業生産指数(1月)14:00
結果 0.9%
予想 2.3% 前回 -5.6%(前月比)
結果 -3.1%
予想 -3.2% 前回 2.7%(前年比)

ユーロ圏】
GfK消費者信頼感調査(3月)16:00
結果 10.8
予想 10.8 前回 10.8

【香港】
貿易収支(1月)17:30
結果 -103億香港ドル
予想 -301億香港ドル 前回 -512億香港ドル

【米国】
住宅着工件数(12月)22:30
結果 132.6万件
予想 129.0万件 前回 132.2万件(132.8万件から修正)(住宅建築許可件数)
結果 107.8万件
予想 125.6万件 前回 121.4万件(125.6万件から修正)(住宅着工件数)

S&Pケースシラー住宅価格(20都市)(12月)23:00
結果 4.18%
予想 4.50% 前回 4.58%(4.68%から修正)(前年比)

コンファレンスボード消費者信頼感指数(2月)00:00
結果 131.4
予想 124.9 前回 121.7(120.2から修正)

【NZ】
貿易収支(1月)06:45
結果 -9.14億NZドル
予想 -3.00億NZドル 前回 0.12億NZドル(2.64億NZドルから修正)
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《2/26 火曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【日本】
*黒田日銀総裁
消費増税の影響、家計への影響は前回の引き上げ時よりも小幅にとどまる見込み。
消費者マインド、雇用状況、所得環境によって変化しうるため日銀としてはその動向を注視。
中国経済、昨年後半以降かなり減速。
中国当局は財政金融刺激策を講じており、今年後半には持ち直していくだろう。

【米国】
*トランプ米大統領
中国との貿易交渉が進展した状況にあり、両国関係は極めて強いものとなっている。
よって私は関税の引き上げを先送りすることに同意した。
今後どうなるか見てみようと、再度延期姿勢を表明。
中国交渉団、すぐにまた戻ってくることになりそう。
(来月と見込まれる)米中首脳会談で合意に署名する見通しで、そうなれば素晴らしい。
もっとも、合意が全く実現しない可能性がある。

*クラリダFRB副議長
米国債の逆イールドが生じた場合、通常は経済の急速など鈍化を示し、
リセッションに向かっている可能性さえ示唆する。
欧州・アジア経済の動向が米国債市場にも影響。
現状の経済状況を踏まえ、我々は辛抱強くなれる。
欧州と日本が金融政策の正常化が出来ておらう、
危機対応モードにとどまっていることは米国として見落とすことが出来ない。
世界経済は鈍化しつつある。

*パーデュー米農務長官
中国が米国産の大豆1000万トンを購入するコミットメントを示していること、
知的財産権の保護という構造的な主要問題に対処する必要がある。
非関税障壁無しに大豆購入になびくということはない。

*パウエルFRB議長
経済の見通しは良好。一部に相反する流れも。
賃金の伸びに加速の兆候見られる。
一部データは軟化も依然として支出の拡大示す。
必要ならバランスシート調整の用意も。
政策はデータ次第。

*パウエルFRB議長(質疑応答)
インフレ圧力は抑制され、辛抱強くいられる余地を与えている。
辛抱強く様子見する好機。
労働参加率は底値にある。
労働参加率の上昇は非常にポジティブ。どの程度続くかは未知数。
イエレン前議長のトランプ大統領への発言にはコメントしない。

*米7年債入札結果
最高落札利回り 2.538%(WI:2.547%)
応札倍率    2.60倍(前回2.54倍)

【ユーロ圏】
*独BDI
企業は無秩序な英EU離脱に備えることしか選択できない。
ハード・ブレグジットは独GDPを少なくとも0.5%は削ぐだろう。
ハード・ブレグジットとなれば、英国はおそらくリセッションに陥るだろう。

*レーン・アイルランド中銀総裁
データ参照に基づくECBの戦略はフレキシビリティーをもたらす。
金融同盟の基本的論理は従わざるを得ないものだ。
ユーロ圏を安定化させる機能が重要な目的。
欧州の労働市場は引き続き強い。
賃金上昇の圧力がみられる。
ECBの政策に対する選択肢は全く限界に達していない。
欧州が極めて脆弱な状況にあるとは考えず。
ECBやFEDにとって現在は出口戦略についての調査段階だ。

【英国】
*カーニー英中銀総裁 
ブレグジットは消費者、企業に対して緊張をもたらす。
経済が予測通りに進展するならば緩やかな利上げが必要になる。
金利がすくなくとも1.50%になるまでは、QE保有額は減らさない。
合意なき離脱のケースでは、物価安定のために可能な限りの刺激策を講じる。
合意なき離脱はインフレ要因に。
(議会証言)

*ラムスデン副総裁、ブリバ委員 
足元のインフレの弱さは過ぎ去った。
ブレグジットへの移行が成功すれば、ポンド相場は幾分上昇するだろう。
賃金は上昇しているが、インフレ上昇圧力にはそれほど波及していない。
年間で0.25%ずつの利上げが適切、中心的シナリオで。
(英議会でインフレ四半期レポートを説明)

*英中銀
ILTR(インデックス長期レポ)をいう流動性供給オペを3月12日から4月末まで週1回実施すると発表。
通常は月1回の実施だった。
2016年の英国民投票前後にも同様の措置を講じていた。

*メイ英首相
ブレグジット協議で良い進展があった。
自身の離脱案が否決されたときは、議会に離脱延期法案の採決を約束。
延期の場合も短期間かつ限定的に。
EU離脱期限の延期を望んではいない。
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《本日予定されている主な経済指標》

【ユーロ圏】
ユーロ圏業況判断指数(2月)19:00
予想 0.66 前回 0.69

ユーロ圏消費者信頼感・確報値(2月)19:00
予想 -7.4 前回 -7.4

【ブラジル】
失業率(1月)21:00
予想 11.9% 前回 11.6%

【米国】
MBA住宅ローン申請指数(22日までの週)21:00
予想 N/A 前回 3.6%(前週比)

卸売在庫・確報値(1月)22:30
予想 0.4% 前回 1.1%(前月比)

製造業新規受注(12月)28日0:00
予想 0.6% 前回 -0.6%(前月比)

耐久財受注・確報値(12月)28日0:00
予想 N/A 前回 1.2%(前月比)
予想 N/A 前回 0.1%(輸送除くコア・前月比)

中古住宅販売制約指数(1月)28日0:00
予想 0.8% 前回 -2.2%(前月比)

【カナダ】
消費者物価指数(1月)22:30
予想 0.2% 前回 -0.1%(前月比)
予想 1.5% 前回 2.0%(前年比)

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【東京市場】利益確定の売り

 ドル円は110円70銭台まで一時値を落とす展開。昨日のNY市場でこれまで頭を抑えていた111円ちょうど近辺の売りをこなし、111円台で東京朝を迎えた。朝方はこの流れを受けてしっかりの展開となっていたが、朝方強く始まった中国株が一時売られたことなどをきっかけに調整が強まり、110円台に値を落とすと、利益確定の動きが広がって110円70銭台まで。中国株が下げ止まりから反転し、高値をトライする中でドル円も下げ止まったものの、こちらは戻りが鈍く110円台後半推移。

 クロス円も同様で、当初はリスク選好の動きで上昇。ユーロ円は126円20銭台で朝を迎えた。ドル円同様に利益確定の売りが入ると、126円台を維持できず125円台後半推移に。ユーロドルは1.1360を挟んだ狭いレンジでの取引。

【ロンドン市場】EU離脱延期期待強まる

 メイ首相がEU離脱期限の延期を閣議で検討と報じられポンド買いが広がった、
ポンドドルは今年の高値を更新する1.32台への上昇。

 ユーロドルも連れ高となっており、欧州通貨に対するドル売りもあって
ドル円はやや頭の重いもみ合いに。
とはいえこの時間帯ではドル円の下がったところでの買い意欲が健在でしっかり。

【NY市場】一時110円50銭割れ
 
 一時110円の50銭を割り込む動きを見せた。
ポジション調整意識が広がる中で、ストップを巻き込んでの売りに。

 注目のパウエル議長による上院議会証言は比較的無難な通貨。
バランスシートの調整の可能性に言及など慎重姿勢を見せたが
直近のFOMC後の会見などとのずれがみられず
市場は想定内との反応に。

 ポンドはロンドン市場からの買いが続き1.3290近辺まで大きく上昇。
ポンド円も147円台。
保守党有力議員からメイ首相の期限延期への発言を支持する声が聞かれ
市場のポンド買いを誘った。

【本日の見通し】ポジション調整意識も下がったところでは買い

 111円台にいったん乗せたことで上値一服感が広がっている。
もっとも下がったところでは買いが出る流れは継続しており、
110円台後半でのレンジ取引が基本か。

 ポンドはもう一段の上も。
メイ首相の方針転換(延期は合意できなかった場合との前提も合意の目途が立っていない)は
合意なき離脱懸念を後退させる形となっており、
ポンドの買い安心感に。

【本日の戦略】押し目買い

 押し目では買いに回りたい。
調整局面でどこまで押し目が出るのかを確認したいところ。
110円台前半で拾って、大台割れではストップという流れが基本か。
デイトレも買いからの回転。こちらは早めに買いに回る印象。
※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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