ダウ平均は600ドル超下落 アップルの下方修正を受け企業業績への不安高まる=米国株序盤
NY株式3日(NY時間10:40)
ダウ平均 22709.85(-636.39 -2.73%)
ナスダック 6481.43(-184.50 -2.78%)
CME日経平均先物 19440(大証終比:-580 -2.91%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅安。前日引け後にアップルが10-12月期の売上高見通しを下方修正したことで、市場の先行き懸念が再び強まっている。アイフォーンの販売が中国などを中心に不調だった。
市場では今回のアップルの下方修正を受けて、米中貿易問題や中国経済の減速が米企業利益を予想以上に圧迫しているのではとの警戒感を強めているようだ。来週以降、決算発表が始まる中、特に中国関連を中心に他の大手企業の決算への不安感を強めている。
アップルのほか、ボーイングやキャタピラーといった中国関連の産業株が下落する中、ダウ平均は600ドル超下げ幅を拡大。半導体関連などアップルのサプライヤーも下落が目立っている。
この日発表されたISM製造業景気指数が2016年11月以来の低水準となったこともダウ平均を押し下げている。前回は予想外に受注が回復し、3ヵ月連続の低下から脱していたが、今回は再び製造業のセンチメント低下が示された格好。アップルの売上高見通しの下方修正で雰囲気が悪化する中で、きょうの弱いISM指数に市場も敏感に反応したようだ。
医薬品業界の大型買収が報じられている。ブリストル・マイヤーズ・スクイブがセルジーンを740億ドルで買収することで合意した。これを受けセルジーン株は大幅高となる一方、ブリストル株は大幅安となっている。
セルジーン 83.47(+16.83 +25.26%)
ブリストル・マイヤーズ 44.63(-7.40 -14.22%)
アルファベット(C) 1024.75(-21.10 -2.02%)
フェイスブック 132.77(-2.91 -2.14%)
ネットフリックス 266.60(-1.06 -0.40%)
テスラ 297.80(-12.33 -3.97%)
アマゾン 1507.27(-31.86 -2.07%)
エヌビディア 127.89(-8.33 -6.12%)
ツイッター 28.03(-0.78 -2.71%)
ダウ採用銘柄
J&J 125.89(-1.86 -1.44%)
P&G 91.68(+0.40 +0.44%)
ダウ・デュポン 52.43(-2.09 -3.91%)
ボーイング 310.30(-13.51 -4.19%)
キャタピラー 120.82(-5.56 -4.38%)
ユナイテッド 105.07(-3.23 -3.03%)
ビザ 128.54(-4.38 -3.32%)
ナイキ 71.33(-2.73 -3.68%)
ウォルグリーン 66.81(-1.22 -1.79%)
3M 182.95(-8.00 -4.20%)
エクソンモビル 68.55(-1.14 -1.67%)
シェブロン 108.30(-2.39 -2.20%)
コカコーラ 47.03(+0.10 +0.21%)
ディズニー 106.64(-2.33 -2.12%)
マクドナルド 174.80(-1.26 -0.71%)
ウォルマート 93.69(+0.35 +0.38%)
ホームデポ 169.46(-2.95 -1.72%)
JPモルガン 96.99(-1.52 -1.56%)
トラベラーズ 115.78(-1.59 -1.33%)
ゴールドマン 168.73(-3.30 -1.98%)
アメックス 93.72(-1.57 -1.65%)
ユナイテッドヘルス 237.48(-6.02 -2.41%)
IBM 113.15(-2.06 -1.81%)
アップル 143.55(-14.37 -9.11%)
ベライゾン 56.66(+0.64 +1.14%)
マイクロソフト 97.85(-3.27 -3.22%)
インテル 44.83(-2.25 -4.79%)
ファイザー 42.42(-0.83 -1.90%)
メルク 74.41(-1.18 -1.54%)
シスコシステムズ 41.36(-1.26 -2.91%)
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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