ダウ平均は反発 見直し買いの流れ続く トランプ発言で米中問題解決への期待感も＝米国株前半

NY株式31日（NY時間13:20）
ダウ平均　　　23303.41（+241.01　+1.04%）
ナスダック　　　6636.48（+51.96　+0.79%）
CME日経平均先物　19920（大証終比：-80　-0.40%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は反発。年末になって１０月以降の急落からの見直し買いの流れがきょうも続いている。

　週末にトランプ大統領が、中国の習近平国家主席と電話会談を行い、「大きな進展があった」と述べていた。米中貿易問題解決への期待感が年末の株式市場を押し上げている。しかし、トランプ大統領の発言はやや大げさであり、進展は期待できないとする冷めた見方も一方ではあるようだ。

　ダウ平均は一時２５９ドル高まで上昇する場面も見られたものの、ＩＴ・ハイテク株や産業株などに次第に戻り売りが出たほか、原油相場が下げに転じたことからエネルギー株にも売りが膨らみ、ダウ平均は５５ドル高まで伸び悩んだものの、下値での押し目買い意欲もあり、ダウ平均は２００ドル超の上げを維持している。

　ダウ採用銘柄ではエクソンモービルが下落しているほかは２９銘柄が上昇。マイクロソフト、シスコシステムズが上昇しているほか、ジョンソン＆ジョンソン、メルク、ファイザーが上昇。ゴールドマンも堅調に推移。

　ディズニーが上昇。ＡＢＣやＥＳＰＮといったディズニーのチャンネルのベライゾンのケーブルテレビへの配信契約が年末に期限切れを向かえる中、両社が広範囲の複数年契約で合意に至ったと発表した。

　ナスダックは一時下げに転じる場面も見られたものの、再び上値追いの動き。アマゾンやアップル、ネットフリックスが上昇しているほか、ＡＭＤ、アムジェンが堅調。

　アマゾンは１５００ドル台を回復。傘下の食品スーパー、ホールフーズの店舗拡大計画が伝わっている。ウォールストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）によると、ホールフーズが人気店となっている地域の更に郊外に新たな候補地を探していると伝えていた。

　テスラが反落。電気自動車などのニュースを専門に手掛けるエレクトレックが関係者の話として、日曜日の時点でモデル３の米国内での在庫は３千台を上回ると報じた。

アルファベット（C）　1035.74（-1.34　-0.13%）
フェイスブック　130.63（-2.57　-1.93%）
ネットフリックス　269.42（+13.34　+5.21%）
テスラ　328.30（-5.57　-1.67%）
アマゾン　1517.28（+39.26　+2.66%）
エヌビディア　134.44（+0.79　+0.59%）
ツイッター　28.94（+0.51　+1.79%）

ダウ採用銘柄
J&J　129.21（+1.94　+1.52%）
P&G　92.00（+0.82　+0.89%）
ダウ・デュポン　53.17（+0.15　+0.28%）
ボーイング　321.79（+5.41　+1.71%）　
キャタピラー　 126.71（+1.10　+0.87%）　
ユナイテッド　 106.00（+0.66　+0.62%）　
ビザ 　131.90（+0.96　+0.73%）　
ナイキ 　74.25（+0.91　+1.24%）
ウォルグリーン　68.19（+0.11　+0.16%）　
3M　　190.09（+0.72　+0.38%）　
エクソンモビル　 68.04（-0.13　-0.19%）　
シェブロン 　108.75（+0.10　+0.09%）　
コカコーラ 　47.36（+0.16　+0.34%）　
ディズニー 　108.84（+1.54　+1.45%）　
マクドナルド 　176.92（+1.36　+0.77%）　
ウォルマート　93.18（+1.05　+1.15%）
ホームデポ　　172.34（+2.12　+1.24%）
JPモルガン　97.44（+0.61　+0.63%）
トラベラーズ　 119.20（+0.96　+0.81%）
ゴールドマン　 165.79（+2.76　+1.67%）
アメックス　 95.17（+0.75　+0.79%）　
ユナイテッドヘルス　 249.80（+3.56　+1.45%）
IBM　　113.65（+0.62　+0.54%）
アップル　 158.28（+2.05　+1.31%）
ベライゾン　　55.82（+0.55　+1.00%）
マイクロソフト　 102.26（+1.87　+1.85%）
インテル 　47.04（+0.29　+0.63%）
ファイザー　43.59（+0.63　+1.47%）
メルク 　76.56（+1.19　+1.58%）
シスコシステムズ 　43.48（+0.71　+1.65%）

minkabu PRESS編集部　野沢卓美