【これからの見通し】米CPIに市場の視線集まる、コアの伸びはどうか
【これからの見通し】米CPIに市場の視線集まる、コアの伸びはどうか
この後の海外市場では、米CPIに視線が集まる。市場予想は、前年比+3.6%(前回+3.4%)、コア前年比+2.5%(前回+2.4%)といずれも前回からのインフレ加速が見込まれている。
トランプ米大統領が中間選挙に向けてディーゼル価格(軽油価格)を大きな争点とするなど、原油高・エネルギー価格高騰の影響がヘッドラインの+3.6%の高い伸びに示されることとなりそうだ。さらに。コア指数ではエネルギー価格以外の、住宅やサービスインフレの粘着性を示すこととなれば、一段と市場のインフレ警戒が高まることとなる。
市場予想と実際の結果との乖離が大きければ、市場のショック反応も激しくなることが予想される。発表は日本時間午後9時30分の予定。
さらにNY午後にはベージュブックが控える。これは27・28日のFOMCにおける討議資料となる。CPI直後の市場センチメントにもう一段のいろどりを加えることとなる。インフレの地域差、労働需給の温度、企業の価格転嫁姿勢など、FRBが次の一手を決めるうえでの詳細な内容が示されるため、CPI後の相場の持続性もしくは反転の契機となる可能性がありそうだ。
このあとの欧州・ロンドン市場では、上記の2つの注目材料を控えて動きにくく、原油動向、債券利回り動向に神経質に反応する展開となりそうだ。ただ、イベント前とあって、一方向への値動きは発生しにくいものと想定されよう。
米CPI以外の経済指標発表は、米MBA住宅ローン申請指数(10/03 - 10/09)、カナダ住宅建設許可(8月)などが予定される程度。
発言イベント関連では、エルダーソンECB理事、ラガルドECB総裁、ペレイラ・ポルトガル中銀総裁、ボウマンFRB副議長、シュナーベルECB理事、バーキン・リッチモンド連銀総裁などの会議出席、講演などが予定されている。株式市場では、モルガンスタンレー、ブラックロック、バンクオブアメリカなどの米金融機関の決算が発表される。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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