ハンガリー、2031年のユーロ導入に現実味 米大手証券
米大手証券は、ハンガリーがユーロ圏に加盟する現実的な可能性があるとの見方を示した。同国のマジャル首相は2030年の任期終了までにユーロ加盟条件を満たすとの公約を実現する可能性が高いと予想。同首相は2030年4月の総選挙でユーロ導入を主要公約として掲げるとみている。
米大手証券のエコノミストは「すべてが計画通りに進めば、ハンガリーは2031年1月1日にユーロ圏へ加盟することになる」と述べた。また、ユーロ加盟後はハンガリーのスワップ金利はユーロ圏の水準へ完全に収れんすると予想している。
一方、「今年の総選挙以降、スプレッドは縮小しているものの、市場は依然としてユーロ加盟の確率を約25%しか織り込んでいない」と指摘。
同エコノミストはまた、ハンガリー国立銀行(MNB)の利下げ見通しも修正。背景の1つとして、ユーロ加盟にはインフレ目標の引き下げが必要になることを挙げている。MNBはインフレ目標を3%から2%へ引き下げる可能性が高いことを踏まえ、中立金利の推計を4.00%から3.00%へ引き下げると見ている。
また、ハンガリーではインフレが極めて弱い動きとなっているため、より速いペースで金融緩和が進むと想定しているとも述べた。結果、MNBは今年残る6回の金融政策決定会合すべてで0.25%ポイントの利下げを実施し、政策金利は現在の6.00%から4.50%へ低下すると予想している。
さらに、来年も利下げを継続し、政策金利は修正後の中立金利見通しである3.00%に到達すると予想している。
執筆者 : MINKABU PRESS
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