ロンドン序盤はドル買い優勢、円安に加えてユーロ安材料も=ロンドン為替
ロンドン序盤はドル買い優勢、円安に加えてユーロ安材料も=ロンドン為替
ロンドン序盤は、一段とドル買いが強まっている。東京市場では、自民総裁選での高市氏選出が円安の動きを巻き起こしたが、ロンドン市場では仏首相辞任がユーロ安につながっている。ドル指数は9月26日以来の高値水準に上昇している。
ドル円は週明け早朝に先週末の147円台半ばから、一気に149円台に値を飛ばして取引を開始。東京午後にかけては高値を150.44付近まで広げた。ロンドン時間には150円台前半を中心にした揉み合いに落ち着いている。
ロンドン序盤の主役はユーロに移っている。ルコルニュ仏首相が辞任、と報じられると仏債が売られ、利回りが上昇。独仏10年債利回り格差は一時89bpと今年の最高水準に拡大した。欧州株では仏CAC指数の下げ幅が突出しており、一時2%超安となった。ユーロドルは1.1710-30レベルでの揉み合いを下放れると、安値を1.1652付近まで広げている。ロンドン時間にはユーロ円も176円付近から175円台割れまで反落。対ポンドでもユーロ売りに押されている。
USD/JPY 150.32 EUR/USD 1.1674 EUR/JPY 175.49

執筆者 : MINKABU PRESS
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