超長期債が下げ続ける一方、ハードアセットの代表格は最高値を更新
主要国で超長期債ゾーンの利回りが上昇基調にある。債務残高が増加傾向にあることが背景。ドイツはロシアを敵国と定めて軍事費を拡大する傾向にあるほか、その他の主要国も増発に頼った経済政策を続ける構えで、市場参加者が国債から離れる動きが顕著となっている。日本の30年債利回りは3.2%超の過去最高水準で推移しており、淡々と売られている。流行りのステーブルコインが国債を支えるとの見方はあるが、ステーブルコインに支えられなければならない財政は末期的。また、ハードアセットの代表格である金相場が上昇を続けていることと、超長期債の下落は対照的。国内先物市場で金の中心限月は1万6679円まで上げ、連日で過去最高値を塗り替えている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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