反発、ロシアとNATOの衝突激化リスクで=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=61.84(+0.95 +1.56%)
ニューヨーク原油の期近は反発。ロシアと北大西洋条約機構(NATO)の衝突が激化する見通しであることが相場を支えた。欧州連合(EU)は、ロシア攻撃の立て直しのためウクライナへの兵器供給を継続しているうえ、NATOはロシアを攻撃する際の長距離ミサイルの発射制限を解除しており、ウクライナ軍はロシア深部を射程に入れている。西側の対ロシア政策の一環として、米国がロシア制裁を強化する可能性があることも買い手がかり。トランプ米大統領はウクライナ停戦協議の仲介役から退くとみられている。
時間外取引で7月限は60.85ドルまで一時的にマイナス転換する場面はあったが、通常取引開始に向けて水準を切り上げた。通常取引が始まると62.54ドルまで上げ幅を拡大。ただ、上げ一服後は高値から押し戻された。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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