東京株式(前引け)=小反落、値上がり銘柄数多くTOPIXはプラスに
7日前引けの日経平均株価は前営業日比16円91銭安の3万6813円78銭と小幅反落。前場のプライム市場の売買高概算は9億7958万株、売買代金概算は2兆2737億円。値上がり銘柄数は974、対して値下がり銘柄数は608、変わらずは53銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は売り買い交錯、前日終値を挟んでのもみ合いとなったが小幅ながらマイナス圏で前場の取引を終えた。4連休明けとなった東京市場だが、今週に入って米国株が上昇一服となっていることから買いの勢いは弱まっている。トランプ関税に対する警戒感が依然として拭えない状態で、日本時間あす未明に発表されるFOMCの結果とパウエルFRB議長の記者会見を前に、この内容を見極めたいとの思惑も働きやすい。ただ、下値では出遅れた向きの買いニーズが旺盛で容易に下がらない状況となっている。米株価指数先物が強調展開を示していることも投資家心理を支えている。値上がり銘柄数が値下がりを上回り、TOPIXは上昇した。
個別ではフジクラ<5803>がしっかり、三菱重工業<7011>も買いが優勢。東京エレクトロン<8035>が上昇、日立製作所<6501>も物色された。良品計画<7453>が商いを伴い大幅高。TOA<6809>、ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615>が値を飛ばし、TOKYO BASE<3415>も大きく水準を切り上げた。半面、川崎重工業<7012>が安く、ソニーグループ<6758>も冴えない。サンリオ<8136>も売りに押された。ファーストリテイリング<9983>が下落、ここ急騰していた住友ファーマ<4506>も大きく利食われた。
出所:MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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