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ダウ平均は7日続伸 一時781ドル安も終盤に買い戻しが加速=米国株概況

株式 

NY株式30日(NY時間16:24)(日本時間05:24)
ダウ平均   40669.36(+141.74 +0.35%)
S&P500    5569.06(+8.23 +0.15%)
ナスダック   17446.34(-14.98 -0.09%)
CME日経平均先物 36330(大証終比:+300 +0.83%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は7日続伸。終盤にかかけてプラスに転じた。取引開始前に発表された米経済指標を受けて、序盤はネガティブな反応を示し、ダウ平均は一時781ドル安まで下落する場面が見られていた。4月のADP雇用統計と第1四半期の米GDP速報値が発表になった。

 ADP雇用統計は予想を大きく下回り、昨年7月以来、9カ月ぶりの緩やかなペースに減速し、経済の不確実性により労働需要が鈍化していることを示した。

 一方、米GDPは予想以上のマイナス成長となっている。個人消費の鈍化は予想ほどではなかったものの、輸入が急増しており、純輸出が大きく低下し、全体を圧迫した。関税賦課を前にした駆け込みの需要があった可能性も推察される。

 市場は本日のGDPを受けてリセッション(景気後退)への警戒を高めていたが、終盤にかけて買い戻しが膨らんでいる。貿易交渉への期待が出ているほか、中国との協議への期待感が高まるニュースも流れていた。米国は最近、関税交渉のため中国に接触したと伝わった。中国のメディアが伝えた。投稿によると、関税問題に関する交渉を模索するため、米国は中国に対して、多様なチャンネルを通じて積極的に接触を図っているという。

 本日で4月相場も終了だが、大荒れの月となった。トランプ大統領が4月2日に発表した広範な相互関税が急激な価格変動を引き起こしたが、主要株価指数は今月の下げを徐々に縮小している。

 S&P500は4月7日に一時的に弱気相場に突入したが、その後に下げを回復し、今月は小幅な下落に留まっている。ダウ平均は月間で下落したが、ナスダックは上昇して引けた。月足のローソク足は長い下髭を付けた形となっており、明日からの5月相場への期待感も出ている。

 すでにロングポジションの調整も相当程度完了していることから、少なくとも「セル・イン・メイ」にはならないとの指摘も出ている。

 スターバックス<SBUX>が決算を受け下落。既存店売上高が予想以上の減収となったほか、1株利益も予想を下回った。今回の決算は業績回復にはかなりの取り組みを要することを浮き彫りにした。

 サーバーのスーパー・マイクロ<SMCI>が大幅安。前日引け後に1-3月期(第3四半期)の暫定決算を公表し、売上高見通しは45-46億ドルと従来の見通しある55億ドルから下方修正されたほか、予想(53.5億ドル)も下回った。1株利益は0.29-0.31ドルを見込み、こちらも予想の0.53ドルを下回った。

 スナップチャットを運営するスナップ<SNAP>が決算を受け大幅安。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、EBITDAが予想を下回った。また、広告事業に対するマクロの逆風を理由に、第2四半期の売上高見通しを示さなかった。

 オンライン旅行のブッキング<BKNG>が決算を受け下落。通期について、経済の不確実性の高まりを理由に、売上高見通しを修正。ステーンベルゲンCFOはアナリストとの説明会で、「通期のブッキングと売上高の見通しを1桁台半ばから後半に下方修正した」と述べた。従来は8%以上だった。

 ストレージのシーゲイト・テクノロジー<STX>が決算を受け上昇。売上高は予想範囲内だったものの、粗利益率、1株利益が予想を上回った。第4四半期のガイダンスも公表し、1株利益、売上高とも予想を上回っている。アナリストは「マクロ経済の不透明感が強い中でも、第3四半期は完璧だった」と述べた。

 太陽光発電のファースト・ソーラー<FSLR>が決算を受け下落。1株利益が予想を下回ったほか、通期のガイダンスで見通しを大きく下方修正している。トランプ関税の影響を考慮したとしている。

 アップル<AAPL>のサプライヤーで半導体のコルボ<QRVO>が決算を受け大幅高。1株利益が予想を大きく上回ったほか、売上高も予想を上回った。アナリストは、アップルとサムスンにおける、同社の堅実な実行とコンテンツシェア拡大を指摘。同社の利益改善イニシアチブにおける堅実な実行を強調。

 クルーズのノルウェージャン<NCLH>が決算を受け下落。同社は同業他社とは一線を画し、長らく懸念される旅行動向に逆行してきたクルーズ需要が弱まりつつあると警告した。

 半導体のウエスタンデジタル<WDC>が決算を受け上昇。1株利益が予想を上回ったほか、第4四半期も予想を上回る見通しを示した。同社はまた、一旦停止していた四半期配当の復配も発表。1株0.10ドル。

 スナック菓子・飲料のモンデリーズ・インターナショナル<MDLZ>が決算を受け上昇。アナリストが予想を上回る結果と評価したこともフォローとなっている。

スターバックス<SBUX> 80.05(-4.80 -5.66%)
スーパー・マイクロ<SMCI> 31.86(-4.14 -11.50%)
スナップ<SNAP> 7.96(-1.13 -12.43%)
シーゲイト<STX> 91.03(+9.43 +11.56%)
ファースト・ソーラー<FSLR> 125.82(-11.42 -8.32%)
コルボ<QRVO> 71.67(+9.02 +14.40%)
ノルウェージャン<NCLH> 16.03(-1.35 -7.77%)
ウエスタンデジタル<WDC> 43.86(+3.24 +7.98%)
モンデリーズ<MDLZ> 68.13(+2.48 +3.78%)

アップル<AAPL> 212.50(+1.29 +0.61%)
マイクロソフト<MSFT> 395.26(+1.22 +0.31%)
アマゾン<AMZN> 184.42(-2.97 -1.58%)
アルファベットC<GOOG> 160.89(-1.17 -0.72%)
アルファベットA<GOOGL> 158.80(-1.36 -0.85%)
テスラ<TSLA> 282.16(-9.87 -3.38%)
エヌビディア<NVDA> 108.92(-0.10 -0.09%)
メタ<META> 549.00(-5.44 -0.98%)
AMD<AMD> 97.35(+1.29 +1.34%)
イーライリリー<LLY> 898.95(+13.75 +1.55%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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