米10年債利回り低下 明日のトランプ関税を控えて警戒感=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:30)(日本時間05:30)
米2年債 3.875(-0.008)
米10年債 4.163(-0.042)
米30年債 4.523(-0.048)
期待インフレ率 2.335(-0.035)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で米10年債利回りは低下。明日のトランプ関税の発表を控えて警戒感が広がっている。また、本日は3月のISM製造業景気指数と2月の米求人件数が発表され、ISM製造業景気指数は49.0と再び50を下回る縮小圏に低下したほか、米求人件数も予想外に強かった前回から減少。
一方、注目されていたISM製造業景気指数の仕入れ価格が22年6月以来の高水準に上昇した。高インフレ・景気減速のスタグフレーションを示唆する内容ではあった。
10年債は一時4.13%まで低下したほか、2年債も下げている。
2-10年債の利回り格差は+29(前営業日:+33)とイールドカーブはさらにフラット化。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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