インテュイットが決算受け大幅高 1株利益、売上高とも予想上回る=米国株個別
(NY時間10:51)(日本時間00:51)
インテュイット<INTU> 627.10(+71.47 +12.86%)
中小企業や金融機関向けの税務会計ソフトを手掛けるインテュイット<INTU>が大幅高。同社はクイックブックスとターボタックスというプラットフォームを手掛ける。前日引け後に11-1月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、予想を上回る第3四半期の売上高見通しを示した。通期についても予想を再確認している。
アナリストは「税制面での懸念は十分に織り込まれたと見られ、中小企業での勢いが増し、ガイダンスも保守的と思われる」と述べている。「昨年はマルチプルが縮小したが、税制、中小企業のモメンタム、利益における成長方程式の再調整は、1株利益の上方修正とマルチプル拡大の可能性を十分に印象付ける」とも語った。
(11-1月・第2四半期)
・1株利益(調整後):3.32ドル(予想:2.57ドル)
・売上高:39.6億ドル(予想:38.3億ドル)
サービス:32.5億ドル(予想:29.8億ドル)
製品およびその他:7.14億ドル(予想:7.79億ドル)
グローバル・ビジネス:27億ドル(予想:26.6億ドル)
・研究開発費:7.16億ドル(予想:7.82億ドル)
・営業利益(調整後):12.6億ドル(予想:10.0億ドル)
(2-4月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):10.89~10.95ドル(予想:11.51ドル)
・売上高:75.5~76億ドル(予想:73.5億ドル)
(26年度通期見通し)
・1株利益(調整後):19.16~19.36ドル(予想:19.29ドル)
・売上高:181.6~183.5億ドル(予想:182.8億ドル)
グローバル・ビジネス:16~17%増
コンシューマー:7~8%増
プロタックス:3~4%増
・クレジット・カーマ:5~8%増
・営業利益(調整後):72.4~73.2億ドル(予想:73億ドル)
【企業概要】
世界の中小企業と消費者に、財務管理・コンプライアンス・マーケティングに関する製品とサービスを提供する。中小企業の財務管理、顧客の獲得と維持、経費節減、納税等を支援するほか、消費者の所得税申告書作成サービスを提供する。AIを活用し、カスタマーエクスペリエンスの向上に取り組む。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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