【本日の見通し】就任式待ち
【本日の見通し】就任式待ち
本日米国東部時間正午からトランプ大統領の宣誓式、12時半から就任演説が予定されている。その後パレードや晩さん会などが予定されており、合間に大統領令の署名が行われる予定となっている。初日に多くの大統領令に署名し、今後の方針をアピールすることは慣例となっており、バイデン大統領の時は15の大統領令に署名した。トランプ大統領は、第1期トランプ政権で出した多くの大統領令がバイデン氏によって撤回されたこともあり、その回復も含め25程度の大統領令への署名が見込まれている。
外国為替市場は関税が再注目項目。メキシコとカナダに25%、中国に追加で10%もしくは60%(対中関税は第1期トランプ政権で7.5-25%がかけられており、バイデン政権でも継続、またEV車についてはバイデン氏が100%関税を賦課)、さらにすべての国に10~20%などの関税案が示されている。関税を打ち出すことは確実視されているが、猶予期間がある程度あり、交渉の余地があるようだと、市場は一息つく可能性がある一方、強気姿勢を崩していないようだと、警戒感が強まる。
トランプ大統領の就任式・大統領令署名などの状況次第で上下に大きく動く可能性があるだけに、それまでは動きにくい。ドル円は円高進行が金曜日の海外市場で一服。
ユーロドルなども同様に就任式までは様子見ムードとなりそう。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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