Ｓ＆Ｐ、来年のＦＲＢの利下げ見通し下方修正

　Ｓ＆Ｐグローバル・レーティングは、今週のＦＯＭＣでの０．２５％ポイントの利下げを予想していると述べる一方、来年以降の利下げについては慎重姿勢を示している。

　Ｓ＆Ｐは従来の見通しを修正し、来年末までに政策金利は３．５０-３．７５％に達すると予想。従来は３．００～３．２５％だった。今週利下げを実施したと仮定して、来年は３回の利下げを想定している。

　今回の調整は、以前に認識していたよりも回復力のある米経済成長、根強いインフレ圧力、次期政権の政策優先事項によるインフレ期待の上振れリスクを反映させたとしている。

　ただ、短期金融市場では３．７５-４．００％、来年２回が予想の中心となっており、それよりは低い水準ではある。