豪中銀4月利下げ観測高まる、一部で2月予想 豪経済は中銀が想定していたよりもはるかに弱い
豪中銀4月利下げ観測高まる、一部で2月予想 豪経済は中銀が想定していたよりもはるかに弱い
きょう発表された豪州の第3四半期GDPは前年比+0.8%と予想の+1.1%に届かなかった。コロナパンデミックを除けば1991年12月以来の低水準となった。1人当たりのGDPは7四半期連続で低下、同じく91年以来の低水準。貯蓄率は3.2%に上昇、家計支出は横ばいでGDPにまったく寄与しなかった。豪州経済は豪中銀が想定していたよりもはるかに弱い。弱いGDPに加え、米中貿易摩擦激化が予想されていることから豪中銀の早期利下げ観測が高まっている。4月利下げ観測が高まっているが、一部で2月利下げを予想するアナリストもいる。来週の豪中銀理事会でブロック総裁は「ハト派」に転じるとの見方。
豪中銀の利下げ観測の高まりを受け豪ドルが急落している。豪ドル円は朝の高値97.15円付近から96円ちょうど付近まで下落。対ドルでは1%超下落し8月以来の安値をつけている。一方、利下げ期待から豪州株は下げ幅を縮小している。
執筆者 : MINKABU PRESS
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