【新興国通貨】ペソ安の流れ続く、トランプリスク警戒広がる=メキシコペソ
【新興国通貨】ペソ安の流れ続く、トランプリスク警戒広がる=メキシコペソ
ここにきてトランプリスクを警戒した動きが市場で目立つ中で、ドルメキシコペソは週初の1ドル=19.24台から19.96台までドル高ペソ安が進んでいる。米国の大幅利下げ期待の後退を受けたドル買いの流れもあるが、それ以上にこのところメキシコからの輸入品への関税強化を強く示すトランプ共和党大統領候補への警戒感が強いとみられる。
メキシコはニアショアリングの流れを受けて世界中のメーカーの工場などが建てられ、その多くが米国向けとなっている。こうした動きをけん制するトランプ大統領はメキシコからの自動車の輸入に100%を超える関税をかける方針を示している。特に牽制相手となっている中国メーカーのメキシコ工場での自動車については、100%、200%、1000%でも関税をかけると発言している。
こうした動きがメキシコペソ売りにつながっている。
USDMXN 19.893
執筆者 : MINKABU PRESS
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