【本日の見通し】ドル高円安基調意識
【本日の見通し】ドル高円安基調意識
先週末、注目された米雇用統計は予想を超える好結果となった。ドル円は149円00銭前後まで上昇。週明けも流れが継続し、149円台を付ける動きを見せている。この後もドル高円安の流れを意識。11月の0.5%利下げ期待がほぼ払しょくされ、ごく一部で据え置き期待が出てきた状況。1週間前時点では0.5%利下げの見通しが過半数を超えており、見通しの大きな変化がドル買いにつながっている。
今週は米消費者物価指数の発表が予定されているが、利下げ局面では雇用関連の指標の方が注目度が高いだけに、流れは継続か。節目である150円回復が見えてきているが、手前には売りがあると見られ、この後の動きが注目される。
ユーロドルは先週末の米雇用統計後のドル高を受けて1.09台半ば近くまで下げた。直近1.09台後半推移。1.10をしっかり割り込んだことで、この後は同水準が上値抵抗水準となりそう。やや上値の重い展開が続くか。
ユーロ円は対ドルでのユーロ売りと円安に挟まれる展開も、円安の勢いが強く、163円台での推移。この後もしっかりの展開が見込まれる。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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